12/06/12 18:02:30.19
今夏の祇園祭で見物客の安全確保のため、京都府警が露店の規制に乗り出すことが
11日、露店組合の関係者らへの取材で分かった。兵庫県明石市の花火大会事故
などを踏まえて雑踏事故を防ぐ狙いで、祇園祭で出店規制に取り組むのは初めて。
祇園祭は宵々々山から宵山までの夜間、市中心部が歩行者天国になる。露店区域は
南北の高辻通―御池通、東西の東洞院通―西洞院通の範囲で昨年は約850店が出店した。
約45万人が訪れた昨年の宵山は四条通などが著しく混雑した。
組合関係者らによると出店区域にある全交差点から5メートル以内の道路と烏丸通
四条―綾小路間の出店がそれぞれ全面規制される見通し。さらに新町通と室町通は
道路片側のみを出店させる方向で調整が進んでいるという。
祇園祭山鉾連合会の吉田孝次郎理事長は「これまで事故がなかったのが不思議なくらい
だった。祭りの情緒を楽しんでもらいたい」と話す。
一方、祇園祭などに出店する露天商でつくる五条露店組合の北橋斉組合長は「露店は
昨年より200店余り減る。生活がかかっている。何十年も大事故はなく、突然の
規制は不満だ」と反発している。
●通りの両側に露店が並ぶ祇園祭の宵々山。今年は初めて出店規制が行われる
(2010年7月、京都市中京区新町通六角付近)
URLリンク(www.kyoto-np.co.jp)
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