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日立製作所は2012年6月6日、ビッグデータの活用を指南・支援する「データ・アナリ
ティクス・マイスターサービス」を7日から始めると発表した。専門知識とスキルを持つ
コンサルタントが、ユーザー企業のニーズを踏まえ、企業の持つデータ内容を実際に
調査しながら、ビッグデータの活用方法を提案する。
コンサルタントらによる支援を、顧客からのシステム構築受注やデータ解析の請け負い
などにつなげる考え。日立はビッグデータ関連事業の売上高を、2011年度の100億円強
から2015年度には1500億円に拡大させる計画だ。渡部真也執行役常務は「鉄道や公共
施設など、日立が強みにする重電や社会インフラの事業部門と連携したり、関連のIT
子会社と協業したりして、総合力を発揮していきたい」と話した。
サービスは、日立が4月に立ち上げた専任組織「スマート・ビジネス・イノベーション
・ラボ」が提供主体になる。約200人のスタッフのうち、40人ほどが「データ・アナリ
ティクス・マイスター」という肩書きを持つコンサルタントで、データ解析のほか、
事業構造をモデル化したり業務観察から潜在需要を発見したりするなど事業コンサル
ティングのスキルを持つ人材を集めたという。
今回のサービスでは、データの活用方法を発見したり方針を決めたりする「ビジョン構築」、
実際に活用シナリオを作り価値を評価する「活用シナリオ策定」、適切な解析手法を探り
有効性を検証する「実用化検証」の主に三つの段階を支援する。これで有効性が確認でき
たら、第4段階としてシステム構築やデータ解析サービスに移行する。
既にユーザー企業と約30の先行プロジェクトが進んでいるという。例えば、英国では高速
鉄道の車両や設備にセンサーを取り付け、収集したデータから故障や異常を予測して保守
に役立てる案件が進んでいる。
●図解
URLリンク(www.hitachi.co.jp)
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◎日立製作所(6501)のリリース
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◎URLリンク(itpro.nikkeibp.co.jp)