【コラム】給油所でバイトを続ける日本の世界王者--朝鮮日報(韓国) [06/03]at BIZPLUS
【コラム】給油所でバイトを続ける日本の世界王者--朝鮮日報(韓国) [06/03] - 暇つぶし2ch1:ライトスタッフ◎φ ★
12/06/03 10:39:39.27
先日、日本への出張中に、世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフライ級
チャンピオンの佐藤洋太選手のストーリーに接した。ホテルの部屋のテレビで
見た佐藤選手の人生は、限りなく波乱万丈だった。佐藤選手は底辺から出発した
ボクサーだった。歓楽街の路地裏を転々とし、試合中に脳振とうを起こして
1年間リングから離れた時期もあった。しかし雑草のように再び立ち上がり、
1カ月前に世界タイトルを獲得した。満27歳、ボクサーとしては若くない年齢だった。

私が感動したのは、その後の近況だった。テレビ画面には、作業服を着てガソリン
スタンドで働く佐藤選手の姿が映し出されていた。チャンピオン獲得後も佐藤選手は、
時給1000円のアルバイトを続けていた。上京してからずっと続けてきた仕事だという。
佐藤選手は「少し有名になったからといって、変わるつもりはない」と話した。
愚かなほど強烈な自己執着だった。

合理性の尺度で見れば「1000円のアルバイト」はばかみたいな行為だ。しかし、
目の前の利益よりも自己流を選んだ佐藤選手のこだわりを、私は日本特有の
「美意識」と解釈した。ボクサーとしての佐藤選手の生命は、人生の底辺で得た
ハングリー精神だ。それを失えば、自分の職業の完成度が崩壊するということを、
佐藤選手は言いたかったのだろう。

日本には佐藤選手のように「愚直な人」が至る所にいる。いくら有名になっても
古びた店を守り続け、次の代に引き継いでいく匠(たくみ)の事例は、掃いて
捨てるほどある。ある分野を狭く深く掘り下げる専門家になることが、日本では
最高とされる。

一方、韓国は拡大志向だ。限りなく新しい拡大の道を進むのが、韓国では美徳の
ように思われている。飲食店の経営がうまくいけば、支店を出し、ビルも建て、
さらに金を稼ぐ機会を狙う。大まかに単純化すれば、韓国の職業観は力動的で、
日本は感動的だ。

どちらが正しいとはいえないだろう。拡大欲求に燃える韓国人の気質は圧縮成長の
原動力となった。限りなく新たなチャンスを探す驚くべき成功志向のおかげで、
韓国は経済的に日本を追撃した。購買力を考慮に入れた、韓国の昨年の国民所得
(3万ドル=約240万円)は、日本(3万4000ドル=約270万円)に迫る勢いで、
近く日本を追い越す見込みだ。驚くべき経済的成功に、われわれ韓国人はプライド
を持って当然だろう。そのため「日本は大したしたことがない」と見下す傾向まで
見られるようになった。

しかし経済以外での競争で、われわれは依然としてはるかに遅れている。21世紀の
国家間競争は、魅力と品格を競うソフトパワー競争へと舞台の中心を移した。
日本が「エコノミックアニマル」と呼ばれたのは昔のことだ。日本は今「クール
・ジャパン」という国家戦略を推進している。クールな(かっこいい)魅力と
国家ブランドを売り、富を創出しようという意味だ。(※続く)

URLリンク(www.chosunonline.com)


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