【水産】アナゴの値段が高騰…ウナギの代わりで需要急増 昨年の3-4割高 [06/02]at BIZPLUS
【水産】アナゴの値段が高騰…ウナギの代わりで需要急増 昨年の3-4割高 [06/02] - 暇つぶし2ch1:きのこ記者φ ★
12/06/02 19:09:33.85
3年連続の稚魚の不漁でウナギの価格高騰が続いているが、同じウナギ目に属するアナゴの価格も上がっている。
ウナギ同様に漁獲量が減っているうえ、ウナギの代替品としての需要増が拍車をかけている。

「仕入れ値は昨年より3~4割高いですね」
三重県鈴鹿市でアナゴ料理専門店「海の幸 魚長」を営む赤須誠一さん(51)は嘆く。

名物のアナゴのかば焼き丼「あなごまぶし」(1890円)や、穴子天丼(1365円)など約30種のメニューの価格は、
「何とか据え置いている」という。
江戸時代から「伊勢若松の穴子」として知られる土地で、店でも約15年前までは近くの伊勢若松港に揚がる
伊勢湾産だけを使ってきたが、今や8割が韓国産。店用と加工用で年間約40トンが必要だが、頼みの韓国産の高騰が直撃した。

長年韓国からアナゴを輸入する山口県下関市の卸売業古田博さん(56)は、アナゴ高騰の要因として、
日本での漁獲量減と韓国内の需要増、さらにウナギの代替品として注目されたことを挙げる。
中国の業者はこれまで、中国産のウナギをかば焼きなどに加工して日本や欧米に輸出してきたが、ウナギが入手しづらくなり、
同じように加工できるアナゴを韓国から大量に輸入。もともと韓国産アナゴを仕入れてきた日本の業者と競合している。

韓国産と地元産のアナゴを卸す大崎商店(長崎県対馬市)によると、2~4月に韓国の漁獲量が少なかったことも響き、
取引価格は一時、昨年の2倍以上になった。魚長にも、ウナギ専門店から「アナゴ料理を始めたい」との問い合わせもあるという。
水産庁によると、ウナギの養殖に欠かせない稚魚(シラスウナギ)の国内漁獲量は、1963年の232トンをピークに、
2010年には6トンに激減。アナゴ類も、統計を始めた95年の約1万3千トンがピークで、11年は約4300トンに減った。

赤須さんは「約10年前から、グルメブームでアナゴの子の『のれそれ』が高値で取引されるようになったのも
漁獲量が減った一因。今年は、のれそれも取れない」と心配する。

■謎の生態、養殖困難
アナゴは、ウナギ以上に謎が多いとされる。独立行政法人水産総合研究センター(横浜市)によると、
アナゴの代表格マアナゴは、沖ノ鳥島の南方沖が産卵場と分かったばかり。ウナギのような養殖も難しく「天然もの」が頼りだ。

体長25センチほどのアナゴを40~50センチに大きくする「蓄養」を始める業者もいる。
赤須さんも穴子研究所を立ち上げ、15年以上前から研究。年間約20トンを生産できるようになったが、
今年は稚魚が不漁で1トンペースという。研究所の森光雄仁所長(40)は「安定供給には完全養殖しかない」と話すが、
その研究はウナギに後れを取っている。

水産総合研究センターの黒木洋明主任研究員(44)は「ウナギに比べればアナゴはまだ希望が持てるが、
東アジアの関係国が共同して乱獲防止などの資源管理をしなければ、漁獲量の減少に歯止めがかからない」と指摘する。

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