12/05/31 19:28:58.52
関西電力大飯原子力発電所の運転再開を巡り、滋賀県の嘉田知事は、これまでの
慎重姿勢はあくまで崩さないとしながらも、「臨時的再稼働はやむを得ないという
気持ちに近い」と述べました。
嘉田知事は31日、滋賀県庁で記者団の取材に対し、関西電力の大飯原発の運転
再開について「慎重姿勢は崩していない。ただ、経済界などからの電力不足に
対する悲痛な声もある。臨時的再稼働はやむをえないという気持ちに近い」と述べ、
この夏の節電要請の期間に限定した運転再開についてはやむをえないという考えを
初めて示しました。
また、30日夜、野田総理大臣が立地自治体である福井県などの判断を得て、
みずからの責任で決める考えを示したことについては、「これまで知事や広域
連合が運転再開の意志決定を握っているかのようなイメージを世間に与えていたが、
責任は本来国が持つべきものだ」と述べました。
さらに、NHKの世論調査で、高島市を含む大飯原発の周辺自治体の住民が原発に
対する不安を引き続き抱えているという結果が出たことについては、「県民の声を
受け止めて今の状況を改善したい。そのためにきのうの会議で、規制庁の中に自治体
が関わる仕組みを作ってほしいと訴えた。原発の監視体制については、限定的なもの
ではなくて恒久的なものを求めていく」と述べ、監視体制に力を入れるよう声を
上げていく考えを示しました。
■京都府知事“自分自身が不安”
NHKが行った大飯原発の運転再開に関する世論調査の結果について、京都府の山田
知事は31日の記者会見で「不安を感じるのはそうだと思う。不安を感じる人が少ない
ほうがびっくりする。自分自身も不安を感じており、京都府としても一生懸命、安心
安全の問題に取り組んでいる」と述べ、住民の不安を和らげるために安全対策に取り
組んでいるとの姿勢を強調しました。
そのうえで、「現時点での大飯原発の安全対策は暫定的なものであり、私どもも
政府に対して覚悟を決めてもらいたい」と政府の今後の判断を注意深く見守る考えを
改めて示しました。
◎URLリンク(www3.nhk.or.jp)
◎主な関連スレ
【電力】大飯原発再稼働 : 福井県専門委「安全確認できた」、関電は15%の節減目標の緩和検討へ [05/31]
スレリンク(bizplus板)
【電力】大飯原発再稼働 : 6月上旬の関係閣僚会議で決定へ--条件は福井県の同意。7/2より前の再稼働目指す [05/30]
スレリンク(bizplus板)
【電力】滋賀県知事「関西で大停電が起きれば、責任は電力事業者。知事に責任というのは筋が違う」★2 [05/29]
スレリンク(bizplus板)
【地域経済】滋賀県知事、関電の節電要請に対し「滋賀は製造業の工場が多い。影響が出ないようにしてもらいたい」 [05/22]
スレリンク(bizplus板)