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【ジュネーブ伊藤智永】イタリア北部を20日と29日の2度襲った大きな地震は、同国を
代表する食材の産地に甚大な被害をもたらした。
円形のでんでん太鼓のような形で知られるイタリア・チーズの王様、パルミジャーノ・レッジャーノ
100万個が出荷できなくなったほか、最高級のモデナ産バルサミコ酢、パルマ産ハム、天然発泡性
赤ワインのランブルスコといった食通には垂涎(すいぜん)の的である食材に約500億円規模
(イタリア経団連発表)の損害が出た。
10日間にマグニチュード6.0と5.8の強震に襲われたエミリア・ロマーニャ州は、
最高級食材の宝庫。
中でもパルミジャーノ・レッジャーノは、この地方の特産だけが名乗れる認定品。
熟成に1年半から5年もかかり人気が高い。2度の地震で年間生産量の約1割にあたる
計105万個が、熟成を待つ棚から地面に落ちて割れるなどした。操業再開まで、数カ月
かかるとみられる。
イタリア経団連などによると、被害は国内総生産(GDP)の1%、イタリア農業生産全体の
10%以上に上り、約5000人が職を失ったという。
2012年05月31日 11時50分
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