12/06/12 18:34:27.53 3hPTy+3p
“瀬戸際”ルネサスエレクトロニクス、支援計画はまとまるか
06/12 16:18
経営不振が続く半導体大手ルネサスエレクトロニクスの再建計画をめぐって関係者の綱引きが激化している。
ルネサスは銀行などに再建計画を提示した。目玉となる人員削減は当初の6000人から積み増され、1万2
000人から1万4000人で調整中だ。ただし、この計画を実行に移せるかは予断を許さない。リストラ資金のメ
ドが立たないからだ。
日立製作所と三菱電機の半導体事業の統合会社が、2010年にNECの半導体子会社と合併して生まれた
ルネサス。株式の91%を保有する親3社に1000億円規模の増資引き受けを要請した。
だが、自らが経営不振に陥っているNECは「出資には応じられない」と断った。半導体やHDDなど業績変動
の激しい事業から撤退し、インフラ事業への集中を明確にしている日立も首を縦に振っていない。一方、三菱
は支援に前向きだ。
5月21日、三菱の山西健一郎社長は経営戦略説明会で、「(支援を)検討する」と発言した。三菱の広報は、
「文字どおり『検討』でそれ以上の意味はない」と火消しを図るが、交渉関係者は「ルネサス支援の腹をくくるよ
う日立に求める信号」と解説する。
統合前(の単純合算)も含めるとルネサスは7期連続の最終赤字。12年3月末の手元資金は1319億円と
月商の2カ月分弱。1年内に返済期限が来る有利子負債は2107億円あり、資金繰りは逼迫。三菱東京UFJ
銀行やみずほコーポレート銀行といったメインバンクは三菱とともに日立への圧力を強めている。
URLリンク(www.toyokeizai.net)
161:名刺は切らしておりまして
12/06/12 18:42:43.48 3hPTy+3p
・抜本的な再生は困難
資金余力に乏しいNECは蚊帳の外に置かれ、実質的な増資の要請額は2社で600億円とされる。
ルネサスの赤尾泰社長は日立出身で、会社全体も日立色が強まっているというのが業界の見方で、日立が責
任を取るべきとの声はある。だが、ルネサスの株価が大幅に下落した現状では、日立と三菱がそれぞれの出資
比率に応じて増資を引き受けた場合、日立の持ち株比率は40%超となる可能性がある。実質支配力基準によ
り、連結子会社化を迫られかねず、日立としては簡単に応じられない。
もともとルネサス統合の前後に3社が応じた合計約2000億円の増資が“手切れ金”と位置づけられていた事
情もあり、「追加出資は株主に説明がつかない」というのが日立の立場だ。
ルネサスは従業員4万3000人、製造拠点24(うち国内18)と過剰な人員と設備を抱える。このうち競争力を
持つのは、茨城・那珂工場などわずかで一定数を整理する必要がある。抜本的なリストラに踏み切るためには、
600億円程度では足りないのだ。
ルネサスの中では最新鋭の一つであるNEC系の山形・鶴岡工場の売却交渉では、一時有力だった受託製造
大手、米グローバルファウンドリーズは候補からほぼ消えた。受託製造で世界最大の台湾TSMCに望みを託す
が、製造工程の違いなどから、まとまる可能性は低い。
車載マイコンで世界シェア4割のルネサスの行方に、経済産業省も気をもむが、公的資金を投じたエルピーダ
メモリの破綻で表立って動けない。支援を打診したトヨタ自動車にも出資は断られた。産業革新機構が画策する
富士通とパナソニックのシステムLSI事業の統合に、ルネサスの一部事業を売却する案もあるが、まともな事業
評価ならルネサスに入る資金は高が知れている。
結局、日立の心変わりを待つしかない。妥協の産物として融資など出資以外の支援案も俎上に載る中、当分
はせめぎ合いが続きそうだ。
162:名刺は切らしておりまして
12/06/12 18:47:11.23 3hPTy+3p
果たして梅雨明けまで持つか
163:名刺は切らしておりまして
12/06/12 19:07:53.08 7t8KYCHk
いっそのこと野田っちは6月でクビにして、大畠日立政権で全部日立に尻拭いさせれば良い。
164:名刺は切らしておりまして
12/06/12 20:22:23.68 3hPTy+3p
26日の株主総会で決まるはず
あと2週間だ
165:名刺は切らしておりまして
12/06/12 20:36:12.94 3hPTy+3p
6/9の記事も貼っとく
ルネサス、社員の賃金7.5%減額などで300億円超削減
2012年 06月 9日 10:25 JST
[東京 9日 ロイター] 半導体大手ルネサスエレクトロニクスは、2012年7月から13年3月までの9カ月間、
従業員の月給を7.5%減額する方針を固めた。今冬の賞与2.24カ月分も支給を見送る。複数の関係筋に
よると、経営側が8日、労働組合に提示した。賃金カットで年間300億円以上の人件費を削減し、キャッシュフ
ローの改善を見込む。
東日本大震災による生産停止や半導体市況の悪化が響き、同社の2012年3月期は626億円の最終赤字
だった。今年1―3月も従業員と管理職の賃金カットを実施。4―6月はいったん解除したものの、半導体市況
の回復が当面見込みにくいため一段のコスト削減に向けて賃金カットを再開し、早期の黒字転換につなげたい
考え。役員報酬や管理職の給与削減も継続する。
別の複数関係筋によると、ルネサスは全従業員(4月時点で約4万2800人)のうち、3割近くに相当する1万20
00人以上を削減する方針を固めており、工場閉鎖や早期退職者への退職金などリストラ費用を確保するため、
主要株主のNEC、日立製作所、三菱電機の3社に資金支援を要請している。3社は追加出資には慎重で、自己
資本の充実につながる劣後債の引き受けや、ルネサスが銀行団から必要な追加融資を受けられるよう債務保
証することなどで支援できないかを検討している。
(ロイターニュース 白木真紀、斉藤真理)
166:名刺は切らしておりまして
12/06/12 22:10:11.05 7eWlWDzO
日本航空を見習え
167:名刺は切らしておりまして
12/06/12 22:44:29.32 ws4Q91CB
>>166
JALみたいに借金まみれでもないんだ。
100億単位の援助という実はせこいニュースなんだよ。
168:名刺は切らしておりまして
12/06/13 05:38:28.82 eECVqubL
ニュースにするほどかね?(´・ω・`)
169:名刺は切らしておりまして
12/06/13 08:30:02.47 pasDFuzH
ルネサス支援でNECの消極姿勢続く、人員削減の必要性では認識一致
[東京 12日 ロイター] 業績不振の半導体大手ルネサスエレクトロニクス再建問題はこう着状態が続い
ている。支援要請を受けた大株主3社は話し合いを重ねているが、日立製作所(6501)、三菱電機(6503)の
間では一定の支援を実施する方向でまとまりつつある一方、自社が1万人削減のリストラ真っ只中にあるN
EC(6701)は資金支援や人員引き受けを拒否しており、平行線のままだ。
日立、三菱電の2社のみの支援を期待する声もあるが、三菱電幹部は「筆頭株主のNECがリスクを取ら
ないのはいかがなものか」と反発している。だが、すぐに資金を出す必要のない債務保証などには3社が同
意する可能性も残っている。人員削減など抜本的な構造改革が不可欠との認識では3社が一致しているも
ようで、早期に実現可能な再建計画が求められる。
2012年3月末時点での3社の出資比率は、日立が30.6%、三菱電が25.1%、NECが3%で信託名
義分32.4%を含めると35.4%となり、議決権ベースの保有比率ではNECが筆頭株主となっている。
<「非常事態」宣言>
「現在の売り上げ不振を構造的問題としてとらえ、抜本的な手を打つ必要がある」―。5月28日。全従
業員の約3割に相当する1万2000人規模の人員削減報道が飛び交った後、赤尾泰社長から一通のメッ
セージが全社員に届いた。報道内容の真偽については「当社が発表したものではなく、決定した事実もな
い」との表現にとどめたが、同月23日に経営側が関係会社の社長や労働組合の委員長らを呼び、「非常
事態にある当社の現状を正しく理解していただけるよう説明した」ことを伝えた。
労組側は組合のビラの中で、23日に経営側から受けた説明について具体的には言及しなかったが、「も
っとも避けたい内容のもので、極めて残念」と紹介しつつ、「会社の継続が第一義であり、今後の協議には
真摯に応じていく」と綴った。経営側はさらに今月8日、7月からの9カ月間、一般社員の月給の7.5%減
額と冬の賞与(ボーナス)支給見送りを労組に提示。まずは賃金カットで300億円以上の人件費圧縮を図
りたい考えだ。
今週は各事業所で提示内容の説明が行われており、組合との団体交渉はこれから。リストラも従業員の
最大の関心事だが、経営側も親会社の支援が得られない以上詳しく説明できず、従業員の経営側に対す
る不信感も募っている。あるルネサス社員は「将来の展望が開けるなら、賃金カットも我慢せざるをえない」
と受け止めているが、「その先に未来はあるのだろうか」と不安も吐露する。 ※続く
170:名刺は切らしておりまして
12/06/13 08:32:30.31 pasDFuzH
<高コスト地域に多い従業員>
ルネサスの場合、海外の半導体大手と比べて、従業員が日本を中心にコストの高い地域に多いことが競
争力を弱めている。NEC、日立、三菱電の3社を設立母体とし、統合を繰り返して10年に誕生したルネサ
ス。半導体工場は全国に19カ所あるが、3社の開発手法や生産技術が異なることなどを理由に拠点の統
廃合や人員削減を積極的に進めてこなかった。今回のリストラはそのツケが回ってきたともいえる。
ゴールドマン・サックス証券の調べによると、日本、欧米を高コスト地域とした人員構成比率は車載マイコ
ン3位のスイスのSTマイクロエレクトロニクス(STM.PA: 株価, 企業情報, レポート)が42%、同4位の独イン
フィニオン・テクノロジーズ(IFXGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)が48%となっている。これに対し、同1位の
ルネサスは71%と高さが際立つ。
同じ国内の半導体大手と比べても、「売上高に対する人員規模の差は大きい」と米調査会社IHSアイサプ
ライの南川明・主席アナリストは指摘する。例えば、富士通セミコンダクターの従業員数は約4900人、売上
高は約2500億円(10年度実績)。ルネサスと比べると売り上げ規模は3.5倍だが、従業員数は10倍近
い。会社更生法適用を申請して経営破綻したエルピーダメモリとの比較でも、売り上げ規模は2倍近くにと
どまるが、従業員数は7倍以上にもなる。
南川氏は、ルネサスがシェアトップにも関わらず赤字に苦しむ背景として、寄り合い所帯のため製品数を
絞り込めておらず開発費の負担が大きいことなどに加え、「技術・製品的な違いが大きな差になっているわ
けではない。人員規模の違いが大きい」と語る。
ドイツ証券の宮本武郎アナリストによれば、ルネサスは非製造部門が従業員数の6割弱を占めており、非
製造部門も工場閉鎖に伴う製造部門と同じかそれ以上の人員削減がありうると想定している。海外では販
売機能を強化していく必要などもあるため、国内中心の人員削減が実施されるとみている。 ※続く
171:名刺は切らしておりまして
12/06/13 08:34:44.04 pasDFuzH
<厳しさを増す車載用マイコン分野>
ルネサスがトップシェアを維持する車載用マイコン市場でも厳しさが増している。昨年の東日本大震災で被
災したルネサスの那珂工場(茨城県ひたちなか市)が生産停止に追い込まれ、自動車産業のサプライチェー
ン(部品供給網)寸断を招いた。このため、安定生産を図る自動車メーカー各社はルネサス以外からの部品
調達拡大に動き始めている。
同市場2位の米フリースケール(FSL.N: 株価, 企業情報, レポート)は震災後、ある国内自動車メーカーと十
数年ぶりに取引を再開した。富士通、STマイクロにも自動車各社による調達先拡大の動きは広がっている
もようだ。実数は明らかにしていないが、フリースケールは日本法人の売上高を10年後に現在の3倍まで引
き上げる目標を掲げ、今秋までに国内の自動車向け技術者も年初の3倍に増やす計画。IHSアイサプライに
よると、11年のシェアはルネサスが約40%、フリースケールは20%程度。09年までフリースケールが18年
間連続トップだったが、10年にルネサスが誕生したことでトップの座を奪われており、シェア奪還を虎視眈々
と狙っている。
ドイツ証券の宮本アナリストは「親会社3社がルネサスの上場維持に必要な努力をする」と見るが、「抜本的
な構造改革を実行しても、マイコンでのシェア低下リスクがあり、業績の急回復は期待しがたい」と指摘、法的
整理や上場廃止なども懸念されるという。
<今期売上高は8000億円程度か>
12年3月期の売上高は前の期に比べ22%減の8831億円。13年3月期の業績予想はまだ公表していな
いが、複数の関係筋の話では、上期の売上高は4000億円に届かない見通しで、通期でも8000億円を少し
上振れるほどにしかならないもようだ。頼みのマイコンも車載用は顧客の分散発注が広がり、数が出ても利益
が少なく、車載用以外は大幅減少という。あるアナリストの推定では、損益分岐点は約8800億円。給与カット
してもよほど下期に大幅な改善がない限り損益分岐点には到達できないとみられている。
赤尾社長は決算発表時に今期業績予想の公表を見送った理由として「安定した利益を上げるべく事業ポー
トフォリオの見直しを進めており、その影響を十分勘案する必要がある」などと説明した。だが「伝わってくるの
はリストラ案ばかり。事業ポートフォリオの見直しは苦しい言い訳に過ぎず、今のルネサスの置かれた厳しい状
況を物語っている」(業界アナリスト)。閉塞感が漂う状況で、営業現場や従業員の士気にもマイナスの影響が
出始めている。
12年3月期は最終損失が626億円と2期連続の赤字に陥った。ルネサスの手元資金は目減りし、3月末で
約1300億円と前年同期の半分以下、月商2カ月分に落ち込んだ。人員削減の場合はキャッシュアウトが直ち
に発生し、財務的負担が大きい。資金にあてがないままリストラ費用を計上すれば、株主資本が減り、財務体
質が一気に悪化する可能性がある。
エルピーダのようにまとまった借金返済が目前に控えているわけではないが、1年以内の短期借入れが中心
のルネサスにとって、銀行団が借り換えに応じるかどうかに存続がかかっている。ルネサスは7月の4―6月決
算までに経営再建策を発表する方針を打ち出している。残された時間は少ない。 ※この記事終わり
172:名刺は切らしておりまして
12/06/13 08:47:41.02 pasDFuzH
>>従業員数でエルピーダの7倍以上
これをどうランディングさせるか気になってる。
今度はTSMCにでも買ってもらうか
173:名刺は切らしておりまして
12/06/13 20:27:22.61 4owDbS8d
会社自体は残っても、従業員数は今の10分の1ぐらいの、こじんまりした会社になりそうだな。
174:名刺は切らしておりまして
12/06/14 00:48:53.00 e4wwUO4U
みんな元大企業社員だったんだよな
法の抜け穴リストラ怖いお(´・ω・`)
175:名刺は切らしておりまして
12/06/14 01:00:44.75 R9SdQcfd
URLリンク(biz-journal.jp)
関係筋の話では、現在のルネサスの前身であるルネサステクノロジ
(日立と三菱の合弁会社)経営陣が、外資系ファンドと工場売却交渉を進めた
という。だが、売却交渉をルネサス幹部から聞いた日立の庄山悦彦社長(当時
)は「ファンドなどに売るな」と一蹴。ルネサス関係者は「日立が首をタテ
に振らなかったために流れた話はいくらでもある」と振り返る。
176:名刺は切らしておりまして
12/06/14 01:33:11.80 JEDDAtXs
エルピーダの7倍もいてよくこれまで存続できたな
まあ粛々と破綻処理を進めてくれや
177:名刺は切らしておりまして
12/06/14 06:38:12.45 hcEP/XJA
ルネサス:500億円融資 母体3社が債務保証
URLリンク(mainichi.jp)
178:名刺は切らしておりまして
12/06/14 06:56:19.09 4yTKNkSd
>>174
エルピーダも同じくだけど、元三菱電機、元日立、元NECの人達が在籍してる。
いくら財閥系の大会社に勤めていようと明日は我が身だ。
日本には信用という言葉がなくなったのと同じだ。
179:名刺は切らしておりまして
12/06/14 08:43:49.05 5bOSTlAA
>>177
土壇場で親は子を見捨てることがなかったか
.∧_∧
( ;∀;) イイハナシダナー
180:名刺は切らしておりまして
12/06/15 07:25:28.54 ZYANylAx
具体策でたね
工場、半減