12/05/29 16:09:21.30
滋賀県の嘉田知事は、福井県にある関西電力大飯原子力発電所が運転を再開せず、
関西地方でこの夏、大規模な停電が起きた場合の責任は、「電力を供給する事業者が
負うのが筋だ」と述べました。
これは、29日、滋賀県の嘉田知事が、都内で記者団に対して明らかにしたものです。
この中で、嘉田知事は大飯原発の運転再開について、「県民の命と安全性について
私は責任を持っている。安全には慎重であるべきだ」と述べ、運転再開に対し、
滋賀県として慎重に判断したいという考えを明らかにしました。そのうえで、嘉田
知事は、大飯原発が運転を再開せず、この夏、関西電力管内で大規模な停電が起きた
ときに誰が責任をとるべきかと問われたのに対し、「電力を供給する責任は事業者が
負うのが筋だ。知事に責任というのは筋が違う」と述べました。
また、嘉田知事は「放射性物質の拡散を予測するシステム、『SPEEDI』の
データがいまだに滋賀県には提供されていないなど、国の危機管理体制はできておらず、
安全だとは言えない」と述べ、国の安全管理に対する姿勢を批判しました。
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