【検証】B-CAS不正使用で放送業界大混乱へ、責任はどこに?--石井孝明(ジャーナリスト) [05/25]at BIZPLUS
【検証】B-CAS不正使用で放送業界大混乱へ、責任はどこに?--石井孝明(ジャーナリスト) [05/25] - 暇つぶし2ch1:ライトスタッフ◎φ ★
12/05/25 09:05:32.32
いつも使うシステムが突然崩壊する。東日本大震災で私たちはそれを体験した。
それが「テレビ」でも起こってしまうかもしれない。B-CASの不正使用の問題だ。

B-CASとはデジタル化に伴い、テレビなどのデジタル受像機に付いているカード。
デジタル放送の視聴防止機能を解除する日本特有の規格だ。有料放送のBSと
一部CSの場合、視聴者が各放送事業者と契約して防止機能を解除する。
カードのICチップには暗号が内蔵され、放送局から送られてくる解除信号と
暗号を組み合わせることで視聴可能になる。また録画にさまざまな制限をかけている。

ところが、そのコードが解読され、衛星放送が不正視聴でき、録画制限も解除できる
ようになってしまったようだ。(毎日新聞記事20日「B-CAS:有料テレビを
不正視聴 ネットに書き換え方法」)不正カードはこれまで出回り、非正規のチュー
ナーも販売されていた。

今回の問題は、ネット上でダウンロードしたソフトで、既存のカードを書き換え
られるという点が違うという。この問題の処理を間違えれば、日本のテレビ局、
衛星放送業界は大変な損害を受けてしまう。そのためにテレビはあまり報道して
いないようだ。

ここまでは表の話だ。

■売上高200億円企業の社員が1人?

読者の皆様に断らなければならないが、この問題での私の取材は不十分だ。
さらに私は経済記者だが放送とコンピュータの分野は疎い。間違っていたら
ご教示願いたいし、詳細はいずれ出るであろう専門家の分析を参考にしてほしい。

以下は真偽が確認されない噂話も混じる。未確認の情報は原則として私は述べない
ことにしているが、犯罪に関わるため現場を最終確認できないだろうし、社会に
警鐘をならすために許容されると思う。また語る人がまだ少ないため注意喚起が
必要だろう。そのために情報を整理し、感想を述べてみたい。

■その1・「アリの一穴」が放送業界を壊す?

この問題は不正使用という小さな問題にとどまらない可能性がある。私は不正
視聴の方法を教わった。もちろん明かさないが、かなり簡単だ。現時点でどの
程度の人が不正に視聴して、これからどの程度の人が実行するかは不明だが、
広がれば放送のビジネスモデルが壊れてしまうだろう。「アリの一穴が堤防を
壊す」という例えのように、一つの失敗がシステム全体を揺るがす可能性がある。

有効な対応策はなさそうだ。カードの流通枚数は1億5000万枚。再発行する
ことは物理的に不可能だ。新しい機器をつくるとか、カードを順次変える必要が
あるが、それも時間がかかる。さらにその変更中に、放送を止めることはできない。
CS放送業者のスカパー、WOWOWは、不正視聴に法的措置を行うことを表明して
いるが、そうした視聴者が数十万人単位で出れば訴訟は物理的に不可能になるだろう。

さらにテレビ業界への影響も深刻だ。視聴者のテレビ離れが進んでいる。既存テレビ
の強みは「視聴は無料」。それが有料のBS、CSに手軽に流れれば、さらにテレビ
離れが加速するだろう。

広告代理店の幹部は「この問題を地方テレビ局が警戒していた」という。どこも
経営が厳しい上に、地上波デジタルへの投資で経費がかさんでいる。そこに一段の
視聴率の低下が加わったら経営はさらに厳しくなる。(※続く)

◎執筆者/石井孝明(経済・環境ジャーナリスト)
URLリンク(blogos.com)



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