12/05/10 10:23:50.28
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URLリンク(jp.reuters.com)
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[ポルト(ポルトガル) 9日 ロイター] スペインとポルトガルの両首脳は9日、
ギリシャに対し支援策を堅持しユーロ圏内にとどまるよう促した。
両首脳はまた、ユーロ圏債務危機の封じ込めに向け、自国の財政赤字の削減に引き続き
励むことも確約した。
ポルトで行われた首脳会談後の記者会見で、スペインのラホイ首相は、
「ギリシャが欧州連合(EU)にとどまり、ユーロ圏から離脱しないことを望んでいる」
と述べた。
ポルトガルのコエリョ首相は、週末に行われたギリシャ総選挙の結果には
「懸念している」とし、ギリシャの政治家に対し、追加支援の合意内容を堅持するために
政権を樹立するよう呼びかけた。
両首脳は、ともにイベリア半島に位置する両国の協力関係の強化を目的に今回の会談を開催。
ただ、主要な議題はユーロ圏債務危機に関する問題で占められた。
ポルトガルはこれまでに780億ユーロの支援を受けており、国債利回り格差の水準から、
ユーロ加盟国のなかでギリシャに次いでリスクが高いと見なされている。コエリョ首相は
「緊縮財政なくして経済成長はないということを明確にしておきたい」と述べた。
ポルトガルの10年債利回りは現在11.4%近辺で推移。前週の10%を下回る水準から
上昇している。
スペインの国債利回りも上昇しており、同国の銀行部門への懸念から、9日の取引では
10年債利回りは6%を超えている。
ラホイ首相は銀行支援策について「11日に銀行部門支援のプロセスをさらに推し進める」
とした。
債務危機に直面している両国の首脳は、債務削減が最優先事項であるとの立場を表明。
ただ、欧州の経済成長を押し上げるために一段と努力する必要があるとの考えも示した。
ラホイ首相は
「(スペインとポルトガルのように)、ギリシャも改革を断行し、時に痛みを伴う決断を
行うことを望んでいる。こうすることで、結果的にはすべての国民の幸福と富を増大させる
ことができる」と指摘。
「われわれは短期的には結果が出ない構造改革を実施してきた。こうした改革は将来的には
実を結ぶ」とし、「欧州各国は、こうしたアプローチをとるべきだと考える」と述べた。
-以上です-