12/05/09 01:44:59.56
富士重工業は8日、中国で計画している乗用車の合弁工場について、2015年度までの中期経営計画期間中の実現は困難な見通しだと正式に発表した。
事実上、当初予定の13年の生産開始を断念する。
同国政府は過剰生産の解消のため、外資メーカーの進出や生産増強の認可を厳しくしており、13年の生産開始に必要な認可が間に合わなかった。
同日記者会見した吉永泰之社長は「あらゆる策を講じたが、社内で期限に設定した3月末で進捗がない」と話し、中計期間中の生産開始は難しいとした。
ただ、「中国事業の重要性に変わりはない」と強調。合弁相手の奇瑞汽車とともに、生産認可に向け中国政府と交渉を継続する意向を示した。
一方、富士重は中国での現地生産の遅れを補うため、日米の拠点で生産能力を増強する。
群馬製作所本工場(群馬県太田市)の年間生産能力を来年に1.5万台増の16.5万台、
米工場(インディアナ州)を14年に3万台増の20万台に引き上げる。
URLリンク(www.nikkei.com)