12/05/07 15:04:25.77
5日に発電を止めて定期検査入りした北海道電力泊原子力発電所3号機(北海道泊村)は
6日未明に原子炉が完全停止した。
42年ぶりに「原発ゼロ」となって初のウイークデーとなった7日、原発が集中する
福井県では、「『原発=悪』という感情論ではなく、深刻な電力不足を踏まえた冷静な
議論を」と消費地である周辺自治体に求める声が上がった。
「匿名で原発再稼働反対の電話がかかり、一方的に反対意見を主張された」
夫が原発で働く同県敦賀市の女性(39)はこう打ち明ける。
関西電力大飯原発3、4号機(おおい町)の再稼働に県外の周辺自治体が反発を強める中、
「全原発停止をきっかけに、感情的な議論が少しでも沈静化すれば」と求めた。
10年以上、原発で働く敦賀市の男性(52)は「(大阪市など)都会の人たちは原発や
政府、関電を批判して満足しているみたいだけど、電気無しでどうやって暮らすつもりなのか」
と冷ややかに語った。
原発関連産業は事実上、「開店休業」状態だ。
社員40人以上を抱える土木建築会社、荒木(おおい町)は、大飯原発の定期検査関連業務
などを請け負ってきた。全売上高の半分を占めていた原発関連業務が縮小し、売上高は激減。
荒木和之社長(58)は「雇用を守りたくても、今後の行方を社員に示せない」と苦渋の
表情だ。
原発の定期検査は原則13カ月に1度実施され、1基あたり数千人の雇用を生みだす
といわれる。しかし、原発ゼロという非常事態の中、将来の定期検査の見通しは立たない。
地元企業が雇用を維持できなければ、原発作業員は他の仕事に流出してしまい、専門技術が
失われる不安も出てきた。
政府は同日午後、今夏の電力需給を点検する需給検証委員会の第4回会合を開く。
需給逼(ひっ)迫(ぱく)が予想される関電について、緊急時に電力使用を抑える契約を
結んだ企業などの節電効果を需要予測から差し引く方向で詰め、週内に委員会として
需給見通しを取りまとめたい考えだ。
ソースは
URLリンク(www.sankeibiz.jp)
URLリンク(www.sankeibiz.jp)
関西電力大飯原発(右から)3号機、4号機=3月、福井県おおい町
URLリンク(www.sankeibiz.jp)
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