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花王が２４日発表した２０１２年３月期連結決算は、売上高が前期比２．５％増の１兆
２１６０億円、営業利益が３．８％増の１０８５億円、最終利益が１２．２％増の５２４
億円で、２期連続の増収増益だった。営業利益の約半分を稼ぐ洗剤などの事業は原材料
価格の上昇で減益だったが、国内で高価格帯の化粧品が伸びた化粧品事業が２．８倍の
大幅増益となり、利益面で寄与した。
化粧品事業は高価格帯の新製品発売などで伸びたほか、スキンケア製品も底堅くヘア
ケア製品は海外が好調に推移。国内では費用削減に努め、同事業の営業利益は１５４億円
と前期比２．８倍。衣料用や食器用洗剤などの事業は増収を確保したが、原材料価格上昇
が響き、営業利益は６．８％減の５５５億円。企業向け化学製品事業は東日本大震災や
タイ洪水に伴う国内製造業の需要減や円高を受けて減益だった。
同社は１２年度から決算期を１２月に変更する予定で、９カ月の変則決算となる１２年
１２月期は売上高が１兆２００億円、営業利益１０００億円、最終利益６００億円を見込
んでいる。
ソース：SankeiBiz
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