12/04/29 11:18:02.08 gFaQGcsK
もう6年間くらい前、米国の大手IT企業の日本法人社長と雑談をしていた時、
彼は「日本企業があまりにもふがいない」という話を始めた。
「新しい製品を開発したので意見を言ってもらえませんか、
という依頼が国産メーカーから来ました。ビジネスで直接競合していませんし、
知り合いを通じた依頼でしたから会いました。
一生懸命説明してくれた新製品の担当者に、米国本社の幹部から私がいつも
問い質されている質問をぶつけてみました。
すると彼はまったく回答できなかったのです」。
質問とは次の通りである。
「どういう顧客セグメントに売るのですか」、
「売るためのシナリオはどうなっていますか」、
「シナリオ通りに進んでいるかどうかをどうやって確認しますか」、
「シナリオ通りに進まなかった時、どう手を打ちますか」。
「なかなかいい製品でしたが、あれではまったく売れませんね。
実際そうなりました。現場の技術者は優秀なのに本当に気の毒です。
日本企業の経営者って、経営をしているのですかね」。