12/04/24 20:53:08.24 /ldWoHEs
>>712
安全性の問題を経済的な問題にすり替えようと必死だな。その手の理屈は産経や読売、
日経で何度も見てるよ。
だが、どんな問題でもそうだが、安全性が確保されて初めて経済性の問題が議論の遡上に乗る。
あなたは原発はビジネスとして考えるべきみたいなことを言っているから、原発をビジネスとして語ってみよう。
ビジネスには将来の見通しが必要だし、予測できる問題には前もった対処が必要だ。
とすると、原発ビジネスに予想できる大きな問題とはなんだろう? ?反原発運動が大きな動きとなることだ。
過去に反原発が一大ムーブメントとなったのは、チェルノブイリとスリーマイル。
イタリアが脱原発に舵を切ったのはチェルノブイリの影響だし、アメリカで新規原発の
建設が止まったのはスリーマイルの影響。
この二つの事故を経験則として考えるなら、原発が問題なく稼働できて経済合理性を
発揮するには無事故で運転し続けることが肝心だとわかる。
どんな理由があろうとも福一のような過酷事故はあってはならない。
現在の我が国の反原発世論はチェルノブイリやスリーマイルとまったく同じパターンで起こっている。
つまり、過酷事故の後に何が起こるかはあらかじめ予測可能だったのだ。
だとしたら、原発をビジネスとして運転する電力会社は過酷事故を防ぐために安全性を
追求する必要があるし、その行動は経済的合理性を持つ。
しかし、現実に我が国の電力会社は何をしていたか??
外部から指摘される危険を無視して、安全対策をおざなりにし、
情報操作の為にマスメディアに巨額の広告費をばら撒き続ける。
本来、独占企業に広告費など必要ないにもかかわらずだ。
東電が今まで使った広告費の十分の一でも原発の安全対策に使っていれば、福一の事故はなかったろう。
つまり、東電の金の使い方はビジネスとして見た場合、根本から間違っていたのだ。
今の我が国での反原発世論は単純に反原発というだけではない。
歪んだ経営方針を貫く電力会社への不信任投票でもある。
あなたに一つ進言したい。
原発を再稼働したいなら、まず最初に安全性を議論すること。それが最初のスタートラインだ。
さらに付け加えるなら、加害者である東電が賠償金の額を決めるなどというヤクザをも
超える理不尽をやめさせること。
この悪事だけで原発立地自治体は再稼働に二の足を踏む。
あなたの持論である原発再稼働を実現する為にも有意義な発言を望む。