12/04/15 09:30:24.18
春の選抜高校野球大会で大阪勢として19年ぶりに優勝し、関西をわかせた「大阪桐蔭」。
スポーツ強豪校の実力を全国に見せつける一方、今春は京大合格者が50人の大台を達成。
全国区の有名校となった「文武両道」の進学校は、早くも来年の春に向かって動き始めている。
大阪府大東市にある大阪桐蔭の校舎本館。ロビーには選抜優勝を祝福する花が飾られているが、校内に浮かれたムードはない。
それもそのはず。中学1年~高校3年の全学年を対象とした恒例の「春季学習合宿」が4月17日から21日まで、4泊5日で行われるからだ。
大阪桐蔭の特徴は、塾に通わず、学校のカリキュラムだけで受験勉強ができることだ。
土曜の授業は、中1~高2が5時限、高3は6時限まであり、年間の授業日数は特別授業を合わせると約270日に上る。
この「春季学習合宿」で生徒たちは滋賀と福井のホテルに分かれて宿泊し、朝から晩まで勉強する。
1時限目は午前8時15分スタートで、最終の9時限目は午後10時半まで及ぶ。
「年度始めで気持ちを切り替えるのが目的です」と寺川国仁教頭は説明する。
学習合宿は春季だけにとどまらない。夏休みには東大や京大といった最難関校を目指す高3生を
奈良・吉野の旅館に集めて特訓する9泊10日の「吉野合宿」もある。
「勉強する習慣が身につき、毎日5時間の自習を続けられました」。高校の受験案内パンフレットの「卒業生メッセージ」で、
学習合宿について、こうコメントした卒業生のM君は京大医学部人間健康科学科に合格した。
今年の京大合格者は昨年の46人から50人(現役38人)に増え、全国10位にランクイン。
学部・学科別では、医学部人間健康科学科の合格者が22人と、全体の半数近くを占める。
京大の医療技術短期大学部が4年制となり、平成15年に新設された学科で、難易度は京大の中で
相対的に低いといわれるが、大阪桐蔭では女子生徒を中心に志望者が多いという。
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