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神戸市は12日、2011年の神戸港のコンテナ取扱個数が前年比2・7%増の263万個
(20フィートコンテナ換算=TEU)で、95年の阪神・淡路大震災後で最多になった
と発表した。震災前の94年実績比では9割にとどまった。国の「国際コンテナ戦略港湾
」の支援を受け、国外に流出している経由貨物の回復が今後の鍵になる。
歴史的な円高をはじめ東日本大震災や欧州債務危機などの影響で輸出が振るわなかった
が、輸入増加で荷動きは増えた。
輸出は2・8%増の136万個、輸入も2・7%増の127万個。これには空コンテナ
を含んでおり、重量ベースでは輸出が0・5%減、輸入が5・5%増だった。
11年7月から急伸した円高の影響を受け、輸出は化学品が3・5%、自動車部品が
3・2%それぞれ減った。生産用ロボットやポンプなど主力の産業機械は北米、中国向け
とも好調で7%増えた。輸入は衣類や身の回り品が5・9%、食品が7・6%など消費財
が軒並み増加した。
神戸港を経由する輸出貨物は2%減の53万個で、瀬戸内海沿岸からが大半。12年
以降は戦略港湾の支援策を拡充し、取り組みを強化する。
神戸市みなと総局は「11年の円高は長期化が懸念され、08年のリーマン・ショック
よりも影響が大きいとみていたが、価格下落に伴う輸入の増加に助けられた。世界経済を
反映し、主力の輸出貨物が増えるのは12年以降になるだろう」としている。
(高見雄樹)
ソース:神戸新聞
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)
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