12/04/11 19:37:23.03
[パリ 11日 ロイター]
欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は11日、ユーロ圏金融市場の回復はなお脆弱ながら、
スペインに対するネガティブな反応は、同国政府が改革に取り組んでいることを踏まえると正当化できない、との見解を示した、
クーレ専務理事は、パリでの会合で「市場全体として、正常化の兆しが出ている。
だが、ここ数日の状況はこうした正常化が依然、脆弱なことを示している」と指摘。
財政懸念で国債利回りが急上昇したスペインに言及し「現在市場でみられる動きは、
ファンダメンタルズを反映していない」と述べ、「われわれには国債買い入れプログラムという介入手段がある。
最近、活用していないが存在する」と語った。
昨年12月と今年2月の2回実施した3年物流動性供給オペ(LTRO)は市場正常化に寄与したとし、
これを機に銀行と政府は改革を推し進めるべきとの考えを示した。
中銀の定義でユーロ圏の流動性は8000億ドル程度過剰な状況にあるが、総需要が低いことから、
短期的にインフレリスクになることはないとも指摘した。
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