12/04/08 19:00:53.46 tbjix9SD
>>97
ブースト/シミュレーター厨へ
米・仏がシミュレーターを使った未臨界核実験をできるのは事実だが
それは「未臨界状態の物性変化と臨界状態になったときの物性変化の連関」
について「実際に未臨界と臨界にまたがる核実験をやってデーターを採取した国」だからこそできる
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さて、「手紙」は日本語では「Letter」、中国語では「ToiletPaper」の意味になる
というような例外が10%程含まれるものの、日本語と中国語の語彙は90%共通である
だから、日本人は欧米人より中国語の習得は早いが、日本人がイキナリ中国語を
しゃべれるわけではない
同じように民需の航空/造船/原子力/電子の技術者は異業種の人よりはるかに早く
軍需の航空/造船/原子力/電子の設計に慣れやすい「共通基盤の訓練」を受けているが
彼らとてイキナリ軍需の設計を任されたら、初歩からステップアップせざるを得ない
小泉政権末期2006年9月20日に「核兵器の国産可能性について」という政府内部報告書が作成され
産経新聞が2006年12月25日にすっぱぬいて報道しているが
核技術者数百人、2000-3000億円使って、3-5年かけて、漸く原始的な核兵器の試作品ができる
というレベルだと報告されたらしい
時間が掛かる最大の要因は兵器級プルトニウムの取得だが
それにしても日本の原子力関係者は「民需」技術者であることと、核実験で
万一失敗したら抑止力にならず、中ロに介入の時間的余裕を与えることを考えれば
最初の核実験は技術ハードルを下げて「100%確実に成功すること」を
目指さねばならず、普通に考えて原始的長崎型、欲張っても小型化された長崎型
にならざるを得ない。2-3度目の核実験にブースト型を試すというのはありうるが
失敗の許されない1回目にそれは「作動の確実性」「設計するのは民需/理論物理しか経験のない人間」
高爆実験の不足を考えれば「1発でブースト」は無茶だと思う