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厚生労働省が19日発表した第106回医師国家試験の結果で、金沢医科大の合格率
( 既卒者含む)が90・1%と過去最高を更新し、金大医学部の89・0%を上回った。
合格率で金沢医科大が金大を超えたのは、少なくとも過去20年で初めて。金沢医科大は
、 合格者数と新卒者のみの合格率でも金大を上回った。金沢医科大は6年生と教員・研修医
の接点を増やす医局を2010年に新設するなど合格率アップに取り組んでいた。
合格率は全国80大学中、金沢医科大が49位、金大が56位だった。
金沢医科大の合格率は過去10年、80%台が5回、70%台が5回。05年には74
・8%で全国最下位となるなど「最下位グループの常連」(関係者)となっていた。これ
に対し金大は11年の93・1%をはじめ90%台が4回、80%台が6回で、全て
金沢医科大を上回ってきた。合格者数も、金沢医科大は127人と金大の97人より30人
多かった。
新卒者の合格者数と合格率は、金沢医科大が107人(合格率93・0%)、金大が
93人(同92・1%)となり、いずれも金沢医科大が金大を上回った。
金沢医科大は10年、医師国家試験の合格率アップを目指し、教育環境の整備を開始。
医師同士のコミュニケーションで知識が深まる医局の特性を生かして「スチューデント・
ドクター医局」を同大病院本館5階に新設し、国家試験対策委員会を7年ぶりに設けた。
金沢医科大の勝田省吾学長は「この結果は学生の努力のたまもの。医師不足という状況
の中、患者のためにますます頑張ってほしい」と話した。
北陸三県では既卒者を含めた合格率で富大医学部が91・3%(合格者94人)、福井
大医学部が89・5%(同94人)だった。
全国では7688人が合格した。8521人が受験し、合格率は昨年より0・9ポイント
高い90・2%だった。男女別合格率は男性89・2%、女性92・4%で、データが
ある1991年以降、22年連続で女性が男性を上回った。
ソース:北國・富山新聞ホームページ
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