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米国時間3月20日に公開された調査結果によると、「Android」はモバイルプログラマーの優先事項リストで徐々に順位を下げており、
その代わりにウェブアプリが開発に関連するさまざまな困難の解決策として台頭しているという。
この変化は、Appceleratorが四半期ごとに実施している調査の結果として発表された。
Appceleratorは、クロスプラットフォームプログラミングツールのメーカーで、同社のツールは、
28万人のプログラマーにより3万5000件のアプリの開発に使われている。
同調査において、Android携帯電話向けにプログラミングすることに「大きな関心がある」と答えたプログラマーの数は、
約83.3%から78.6%に減少し、2四半期連続の下落となった。
Androidタブレットに対する関心も約68.1%から65.9%に低下し、2四半期連続で下落した。
Appleの「iOS」は首位の座を維持した。「iPhone」は91%から89%に微減したものの、「iPad」は約88%で前回調査時の水準を維持した。
AppceleratorのプリンシパルモバイルストラテジストであるMike King氏は、
「われわれが2011年に目にしたのは、Androidに対する関心の低下だ」と述べた。
原因は何か。それは断片化だ。同氏は次のように語る。
多くの開発者は同プラットフォームの断片化とともに、マネタイゼーションプラットフォームの断片化に不満を感じている、
というのがわれわれの考えだ。そうした断片化は、開発者がAndroidで収入を得ることを非常に困難にする。
OSやデバイス自体にさまざまなバージョンが存在し、その上に各デバイスメーカーはさまざまなスクリーンサイズや機能サイズ、スキンを採用する。
開発者にとって、それは極めて難しい選択だ。彼らはオープンなOSを欲しているが、
オープンであることは断片化が起こることも意味する。
Googleは、1つ下位に位置するMicrosoftの「Windows Phone」OS(約37%に下落)に今でも大きな差を付けていることに希望を見出すことができる。
Research In Motion(RIM)の携帯電話向け「BlackBerry OS」は何年にもわたって下落を続けており、現在は約16%だ。
ブラウザエンジンを使って動作するHTMLやCSS、JavaScriptといったテクノロジで構築されたウェブアプリケーションは、
少なくともGoogleの断片化という問題のいくつかを解決するようだ。前四半期、ウェブアプリは微増して67%になり、
Androidタブレットを抜いた。
King氏は、「それは断片化に対する返答だ」と述べた。
また、「HTML5」が2012年に一般的なアプリの構成要素となるかというAppceleratorの調査に対し、79%がなるだろうと答えた。
しかし、ブラウザで動作する全面的なウェブアプリの開発を計画していると回答したのは6%にすぎず、
はるかに多い72%がハイブリッドアプローチを計画していると回答した。
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