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文部科学省は、第180回国会に提出した著作権法の一部を改正する法律案の
条文、改正概要をホームページで公開した。
この中には、いわゆるDVDの「リッピング」を防ぐための規定なども盛り込まれている。
VHSなどで用いられたマクロビジョンのようなコピー制御技術だけでなく、
DVDのCSS(暗号化方式)のようなアクセス制御(再生制御)型技術についても「技術的保護手段」と位置づけ、
その回避を規制できるよう規定を整備。この規定については、'12年10月1日の施行を目指している。
そのほか、著作物の利用円滑化を目指し、著作権等の制限規定を改正する。
いわゆる「写り込み」に係わる規定を整備し、写真、録画などによって著作物を創作する際に、
撮影の対象として写り込んだ著作物(付随的対象著作物)が含まれてしまう場合でも、著作権侵害にならないとする。
さらに、技術開発や実用化の試験のために必要と認められる限度において当該著作物を
利用する場合なども著作権侵害にならないよう規定する。
また、国会図書館における絶版等資料について、図書館などに対する自動公衆送信を可能と
するなどの利用円滑化も盛り込み、2013年1月1日の施行開始を予定する。
URLリンク(av.watch.impress.co.jp)