【為替】重量感が伴わない円安進行 先物主導の「偽りの夜明け」に落とし穴も[12/03/16]at BIZPLUS
【為替】重量感が伴わない円安進行 先物主導の「偽りの夜明け」に落とし穴も[12/03/16] - 暇つぶし2ch1:やるっきゃ騎士φ ★
12/03/16 16:24:34.85
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[東京 16日 ロイター] 為替市場で進んでいる円安の動きを先導しているのは、
アルゴリズム取引による先物の回転売買だ。重量感が伴わない「軽い円安進行」との
指摘が市場にはある。
白川方明日銀総裁はかつて偽りの夜明けと本当の回復を見誤らないように警告したが、
人間の判断を介さず、システムが先導するドル買い/円売りの回転売買は、意外なほど
長引くリスクもあれば、突如方向転換するリスクの両方を内包している。

<軽いドル高/円安>
 目下進行するドル買い/円売りは、海外短期筋が主導するという現象面だけを見れば
1998年のLTCM危機に至るドル高局面に似ている。しかし、ドル高の重量感には
決定的な違いがある。
「当時は実際に相当規模のマネーが動いていた。今はアルゴによる先物の回転売買が
たまたまワークしているだけで、重みが全くない」と、ある欧州銀トレーダーは
指摘する。アルゴリズム取引とは、執行戦略の一部または全部をあらかじめ記述し
機械的に実現する取引手法で、実際の売買に際して、人間の判断を介さないものを指す。

LTCM危機以前の金融市場では、ヘッジファンドが預かり資産(ドル)で米国債を
購入し、米国債を担保に金融機関から、例えば円建ての融資を受けて
日本国債(JGB)を購入。今度は、JGBを担保に再度円建て融資を受け、
手に入れた円資金を為替市場で売ってドルを買うなど、借り入れを拡大することで
大量の資金を動かした。こうした大量のマネーを背景にヘッジファンドや投資銀行が
「力づく相場」を創り出し、彼らがドル高の急先鋒となっていた。
 
しかし、リーマンショックを契機にした金融規制の強化や流動性管理策で、金融機関は
リスク資産の圧縮を迫られている。このため、短期筋は、金融機関からのふんだんな
マネーの借入を元手にレバレッジを拡大する「力づく相場」に従事することがもはや
出来なくなっている。彼らの投資対象はおのずと元手のかからない先物や
オプションなどのデリバティブが中心となる。
先手・先逃げ必勝のデリバティブ取引には、超高速取引(HFT)やアルゴリズムが
欠かせない。

BISは2010年末の報告書で、為替取引を仲介するエレクトロニック・
ブローキング・システム(EBS)に限定すれば、人の判断による取引執行のシェアは
55%、アルゴリズム取引のシェアは45%と計算している。アルゴのシェアは前回調査時の2007年に28%だった。アルゴリズムの特徴は同じ方向に傾きやすいこと
及び、運用手法が変わる時には劇的に変わることにある。

-続きます-


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