12/03/08 17:33:25.34
EPA=経済連携協定に基づいて来日した外国人の看護師の国家試験の合格率が
低迷していることから、試験の見直しを検討してきた厚生労働省の専門家会議は、
日本語の読み書きに配慮して試験時間を延長すべきだなどとする報告書をまとめました。
EPAに基づいて日本の看護師資格の取得を目指して来日したインドネシア人と
フィリピン人は572人に上っていますが、これまでに3回行われた国家試験の
合格率は平均で2.6%にとどまっていて、日本語の読み書きが大きな壁に
なっていると指摘されています。
このため厚生労働省の専門家会議は、試験の見直しについて検討を進めていて、
8日、報告書をまとめました。
この中では、看護師には医師からの指示を正確に理解し、記録を作成するために
専門的な日本語能力が必要で、医療の安全を確保するためには日本語による
国家試験が欠かせないとしています。
そのうえで、支援団体が要望していた母国語や英語での試験は見送るものの、
合格率を改善するため試験時間を延長し、日本語の学習支援も強化すべきだ
としています。
これを受けて厚生労働省は、今月末までに具体的な見直し策を取りまとめる
ことにしています。
◎URLリンク(www3.nhk.or.jp)