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2年に一度、フランスのパリで行われる洋菓子職人世界一を決める「世界パティシエ
コンテスト」で、日本代表の岡崎正輝さん(32)と芋生玲子(いもお・れいこ)さん(36)の
ペアが、その頂点に立った。
赤や紫のピエロをモチーフにしたというカラフルな作品は、全て、あめでできている。
2位のスイス代表は「日本に行って、彼らの技術を見てみたいわ」と話した。観客のフランス人は
「あんな技術は初めて見たわ。フランス人は、日本人に学ばなければいけないわ」と話した。
優勝した作品テーマは、「サーカス」。チョコレートで作ったライオンや、空中ブランコを
モチーフにしたという白い砂糖細工に、ピエロをかたどったあめ細工。
勝利のポイントになったというのが、岡崎さんが手にする「球体」。岡崎さんは「4色の温度を
全部均一にそろえて、ふくらますというのがポイントなんですけれども、そこをすごく苦労した
ので、きれいにできて、本当に安心しています」と話した。
4色のあめを何層にも重ね、きれいな球体に作り上げるという難しい技術が評価されたのだという。
会場では、2人の応援団も大フィーバーしていた。芋生さんはフィアンセと抱き合い、今回優勝した
岡崎さんの妻・瞳さんは「まちゃ(正輝さん)大好き~」と話した。
家族や仲間の祝福に、岡崎さんは「僕1人じゃ何もできなかったです。芋生さんがいて、いろんな
先輩がいて、みんなのおかげです」と話した。
世界一のパティシエに輝いた岡崎さんが勤める、東京・六本木にある高級ホテル「グランドハイ
アット東京」のカフェを訪ねると、色鮮やかなケーキがたくさん並んでいた。春らしい桜色の
ゼリーや、ホワイトチョコで作ったカップにラズベリーやナッツを入れたキュートな一品など、
目にも鮮やかなスイーツが並ぶ、女性に人気のカフェ。中でも、岡崎さんが一押しというのが、
イチゴをふんだんに使ったティラミス。
そして、優勝の知らせは、店にも届いていた。
岡崎さんの師匠・後藤さんは「朝、電話がありました。『なんとか無事に優勝できました』って
言ってましたよ。あめ細工の飾りの部分で、『ここはうまくいかない』とか、『どうしましょうか』
とか(言っていた)。去年から夜な夜なやっていたので、それが実ってよかったですね」と話した。
岡崎さんは「数えきれないくらいの人に、『本当にありがとうございます』と言いたいです。
ありがとうございます」と話した。
世界に評価された日本のスイーツ。今後も、2人の活躍から目が離せない。
●画像 URLリンク(alp.jpn.org)
◎グランドハイアット東京のリリース
URLリンク(restaurants.tokyo.grand.hyatt.co.jp)
◎スイーツソース(※動画ニュースあり)
URLリンク(www.fnn-news.com)