12/03/03 20:31:17.85
鹿野道彦農相は３日、訪問先の香港で記者団に対し、農林水産物の輸出１兆円という
中期的な目標について「目指しますというだけの机上論ではもう済まされない状況にある」
と述べた。香港で開催中の日本食展覧会のようなイベントなど「政府としてできる限りの
ことをしていく」と語り、海外市場の積極的な開拓に努める姿勢を強調した。
鹿野農相は同省の主催で２日から、香港で開かれている「日本美食展覧会」を視察。
41の事業者のブースを回り、試食・試飲するとともに、出展者から直接意見を聞き取った。
記者団に対し、中国の上海など他の国・地域でも同様のイベント開催を検討していくことも
明らかにした。
諸外国の政府首脳が自国の企業トップを帯同し、自国の産品を直接、相手国政府に売り込む
ような手法についても「他国の政府が前面に出て後押ししているのであれば、我々も考えて
いかねばならない時に来ている」と語った。
日本の2011年の農林水産物の輸出額は4513億円と前の年に比べ8.3％減少した。東京電力に
よる原発事故や円高の進行などが響いた。このため、2017年としていた農林水産物の輸出
１兆円の目標達成時期を2020年に変更している。香港は日本の農林水産物の最大の輸出市場で、
全体の約４分の１を占める。
◎URLﾘﾝｸ(www.nikkei.com)
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