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(『温泉』第50巻8月号P.24 昭和57年8月1日) から、海外の事例
イタリアのラルデレロ地区は、世界で初めて地熱発電が行われたところですが、
幅15キロメートル長さ23キロメートルに及ぶ地域での温泉源のほとんどが、
80年にわたる地 熱開発の結果全滅して、僅か残っている温泉も泉温の低下、
ゆう出量の減少をきたしている事が学者により報告されています。
又環境庁の企画調整局の報告(昭和55年11月、「エネルギーと環境」海外事情調査報 告書)によれば、
アメリカでは世界の十指に数えられる間欠泉が地熱探査のボーリング の時点で完全に止り、
地熱開発が行われた7地域のうち4つの地域に大きな影響があり、間欠泉枯渇があり、3つの地域の小さい地域の間欠泉が停止しています。
ネバダ州の「ベオワワ・カイザー」では、世界的に著名であった問欠泉の停止が地熱調査のボーリングの直後に起きており、
同じネバダ州のスティームボートスプリングで も世界的間欠泉と温泉の完全なる破壊が起きています。
又、ニュージーランドのワィラケイ地熱発電所の周辺では、
自噴地域の完全なる破壊がおきて学術的に貴重であった間欠泉のすべてを失っています。
このように諸外国でも地熱発電事業の開発を行ったすべての地域に多大な影響が見られ温泉の完全停止、
間欠泉の大規模の破壊があったことを報告しています。