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岩手県釜石市の野田武則市長は2日、中心市街地の「東部地区」への大型商業施設の出店に向けて、
イオン子会社のイオンタウン(千葉市)と協議を始めたと発表した。
具体的な規模や出店時期、店舗形態などは今後詰める。同施設を核に地域の活性化を図りたい考え。
大型店進出は地元スーパーや商店に大きな影響を与えそうだ。
同市は立地場所を釜石港に隣接し「中番庫」と呼ばれる新日本製鉄の所有地を中心にすることを想定。
既に新日鉄側に協力を要請し、基本的に理解を得ているという。
昨年12月に策定した市の復興プランに交流人口の拡大に向け、同地域の活用を盛り込んでおり、市がイオンに進出を働き掛けた。
市は「三陸沿岸の中心的な商業施設になってほしい」(野田市長)と、
店舗面積1万平方メートル以上、2012年度中の事業着手を要望している。
ただ、湾口防波堤や防潮堤など防災機能の復旧は着手したばかり。野田市長は「避難路などを整備するとともに、
当初は小規模な施設にして(防潮堤などの復旧に併せ)徐々に規模を拡大することも考えられる」と話した。
大型施設の出店で周辺の商店や地場スーパーなどの経営に影響が出ることが考えられる。
市は地元の商業者や住民ら関係者が参加する委員会を立ち上げ、意見を聞く方針だ。
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