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子ども向けではなく、自分のためにひな人形を買う成人女性が増えている。
大手人形専門店では自分用の購入が昨年より１０％以上増えたところもあるなど、
市場全体が伸び悩む中、人気が目立っている。
日本人形協会によると、こうした動きは２～３年前から目立ち始め、購入者は
３０～４０代の独身女性や、孫の分と一緒に購入する６０代女性が中心。
「自分が幼い頃に持っていなかったので、ずっと欲しかった」と話す人が多く、
インテリア感覚で購入する人もいるという。
売れ筋は男びな、女びな一対のコンパクトなタイプで、大手人形専門店「久月」
（東京都台東区）では高さ３０センチほどの立ちびなが人気。価格は５万～１０
万円が中心で、一般的なひな人形よりも落ち着いた色合いが好まれている。
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