12/02/25 23:10:02.00
このところ、週明けのFX(外国為替証拠金取引)投資家たちの話題は「ユーロ」である
。月曜日未明に決まってユーロが急落し、それを狙って稼ぐ投資家が日に日に増えている
からだ。
例えば2月6日と1月23日のユーロ円相場は、それぞれ前週の終値より約30銭のユーロ安
でスタートしている。各週末に「ギリシャ連立与党の党首会談が難航」、「ギリシャ債務
減免比率引き上げ」など、市場に影響を及ぼす悪いニュースがあったからだ。
為替アナリストがいう。
「EUやヨーロッパ諸国は、市場を混乱させないようにするために、マイナス要因となり
そうな公式発表を、世界の為替取引市場が閉場している週末に回すことが多いのです」
日本時間の土曜日早朝から月曜日早朝までは、世界の為替取引市場が閉場しているため
、為替レートに変化はない。その分、前週の終値と月曜日の始値に差ができることが多く
なる。具体的には、週末に一番遅くまで取引されるニューヨーク市場の終値と、週明けに
世界で一番早く取引が始まるオセアニア市場、そして日本市場での始値にギャップが出る
。そうしたチャートの段差を投資用語で「窓」と呼ぶ。「○円×銭と○円△銭の間に窓が
開いた」などと使う。
「この開いた窓は、その後、取引の主体がオセアニア市場から世界3大市場の一つである
東京市場に移っていく中で、少しずつ埋まっていくことが多い。いわゆる『窓埋め』の
動きで、相場の定石でもあります。つまり予測しやすく、当たる確率が高い。そこを狙っ
てトレードして儲けている投資家がいます」(前出・為替アナリスト)
月曜日ごとに早起きして実践しているデイトレーダーが証言する。
「月曜日早朝の取引開始直後に、先週のレートより下がって始まったら買いでエントリー
し、上がって始まったら売りでエントリー。後は窓が埋まるまで待って反対売買して利益
を確定します。1日の儲けはそれほど多くありませんが、コツコツと確実に利益を確保でき
ています」
ソース
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)
(つづく)