12/02/22 08:51:50.00
海外展開は、僕の感覚の中では猛烈にやっているというよりもまだ遅いという認識です。
展開するのは簡単だけど、成功しなければ意味がない。継続的に成長していける仕組みが
必要です。僕らはそれを「仕組み化」という言葉で表現しています。
■「楽天出身のベンチャー、嬉しい気持ち半分」
なぜここまでやるのか。うーん、何ていうんでしょう。ちょうど昨日(取材日は1月13日)も
グリーの田中良和社長と飯を食ってたんですが、世の中には彼のように楽天出身のベンチャーが
うじゃうじゃいる。嬉しい気持ちが半分、複雑な気持ちが半分なんですけどね、僕としては(笑)。
だけど彼らは楽天の経営メソッドをそのままやっています。もともと自分が銀行を辞めて会社を
興したのも、経営メソッドを広げたいという思いがありましたから。僕はいまの日本人がすごく
内向きになっていると感じている。楽天が本当に海外で成功すれば、若者の意識を変えられると
信じています。
うちが国際化、国際化、国際化と言い出してから、ほかのIT企業も結構同じようなことを言い
出しましたよね。そういうトレンドセッター的な役割はできるのではないかと思っています。
ただ、もう1つ。じゃあ、どうやったら本当に成功するのか、です。
米国のIT企業は、最初から国際化を想定していろいろなモノを作ってきている。英語という
アドバンテージも向こうにはある。じゃあ日本はどうか。流通業の国際化が成功している
といっても、本当の意味ですごい成功を収めている訳ではないですよね。
ハードウエアを輸出するだけなら簡単なんです。ただ、そうではない楽天みたいなIT(情報
技術)とサービスのモデルで、日本人でも、日本の企業でも成功できるということを証明したい。
自分の中には強烈なモチベーションとして持っていますね。
(海外展開も)一から作ったものと買収したものがありますが、作った中で一番うまくいって
いるのは台湾。経済規模が日本とは異なりますが、やり方次第で日本の「楽天市場」と同等の
存在感を示せると思います。
買った会社で言うとフランスのプライスミニスターですね。フランスの中でそもそも知名度が
高い会社ですが、今、楽天市場と同様のマーケットプレイス型を始めたんです。その伸び率が
すごい。これは非常によかった例と言えるでしょうね。
台湾と中国は違いますね。中国はなんせ大きいですから。もっと差別化しなくちゃいけないな
というのはある。もっと自分たちの特徴を出さないと埋もれてしまう。また、中国は偽造品の
問題が大きいですよね。かなりのシェアを占めていて、30%ぐらいがそうなんです。我々は
明らかに一線を画して、いわゆる品質の高いマーケットプレイスにしていく必要があると思って
います。
ブランディングもこの1年間はラーニングだと思ってやっていたので。ほとんどPRもやって
ないし、ちょうどあの時は例の尖閣諸島の問題がまさしくど真ん中だったので、あんまり
やらなかったんですよね。これから本格的にやっていきますよ。リニューアルもしますし。
※続く
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