12/02/20 21:11:26.42
総務省が20日に発表した2011年の労働力調査(詳細集計、平均)によると、
雇用者のうちアルバイトや派遣などの非正規が占める割合は35.2%となり、
前年に比べ0.8ポイント上昇した。非正規の比率は2年連続で過去最高を更新した。
失業期間が1年以上の完全失業者も109万人と依然として高水準で、厳しい雇用
環境を反映している。
調査は東日本大震災の被災3県を除いた全国ベース。10年の数値も3県を除いて
算出した。企業から雇われた雇用者(役員除く)は前年比23万人増の4918万人。
非正規が1733万人で48万人増えた一方で、正規は3185万人と25万人減った。
非正規を雇用形態別でみると、パート・アルバイトが33万人増の1181万人、
派遣社員も27万人増の340万人となった。企業が人件費を減らすために、
正社員の採用を抑え、パートなどに切り替える傾向が続いている。
完全失業者の総数は284万人となり、33万人減った。ただ、失業期間別にみると、
1年以上失業状態にある長期失業者は、1年未満の失業者に比べて改善は限られた。
「長期失業者は08年のリーマン・ショック以降に急増し、その後も高水準で推移
している」(総務省)といい、労働市場での失業者の長期滞留が深刻化している。
◎総務省の発表資料
URLリンク(www.stat.go.jp)
◎URLリンク(www.nikkei.com)