12/02/20 19:00:34.86
最近、円安になれば、日本経済は復活してバラ色という話があるみたいなので、
ざっくり計算してみます。
現在、1ドル80円ぐらいですが、円安が進んで、1ドルが160円になったとします。
1ドルのパンを買うのに、80円で済んでたのが、160円必要になるわけです。
そうすると、海外から仕入れるモノの価格はすべて倍になります。食料品・電気代
・服飾費など、海外生産比率の高い製品の値段もすべて倍になりますよね。
総務省によると、平成22年の二人以上で暮らしてる人の生活費の内訳を見て見ると、
食料に21%と光熱費で7%使ってます。
家族が3人ぐらいで月の支出平均が32万円で、光熱費で2.2万円、食費で7万円、
衣服代で1.2万円で、合計10.4万円使うみたいです。残りは家賃・通信費・教育費
・娯楽費などなどで、21万円ぐらい使うそうです。海外生産品の値段が倍になるので、
単純計算ですが、食料・光熱費・衣服の支出が20.8万円になります。これに家賃とか
足されるので、月の支出が42万円ぐらいになりますね。普通に生活するだけで、
10万円以上支出が多くなるわけですね。
ということで、円安で1ドル160円になると、毎月10万円以上の預金が出来てない人は、
借金生活に陥ることになります。輸出関連企業やメディア関連企業に勤めてる人は、
円高大賛成だと思いますが、大多数のそうじゃない人は、生活が苦しくなると思うの
ですが、なんでバラ色みたいに言われてるんでしょうね?
んでは、輸出関連企業がどれくらい利益が増えるのか計算してみます。
トヨタ自動車は、2011年に730万台の自動車を販売して、売り上げが約19兆円でした。
そうすると、だいたい1台あたり260万円で売ってるんですね。
んで、自動車を作るのに、どれくらいの原価がかかるか?というと、2009年にトヨタは
90%だそうです。自動車を作るのに、234万円かかるってことですね。ちなみに人件費の
比率はは2005年に37.1%だそうです。原価の234万円のうち、86.8万円が人件費で、
147.2万円が材料費ですね。
さて、円安が進んで、1ドルが160円になったとします。
現在は、1ドルが80円ぐらいなのでアメリカ人が、3万2500ドルの車を買うと、トヨタは
260万円で売れたことになるのですね。32,500ドル×80円=260万円。234万円で作った
ものが260万円で売れたので、26万円の利益が残ります。
んで、円安が進んだ場合に、アメリカ人が3万2500ドルの車を買うと、トヨタは520万円で
売れたことになるわけです。32,500ドル×160円=520万円。売り上げが倍になるので、
超お得な感じです。
んでは、材料費を考えてみましょう。材料の鉄鋼等の仕入れは海外なので、原材料費も
円安のせいで倍になりますね。んで、1ドルが80円の原材料費が147.2万円なので、原材料費
294.4万円です。人件費がちょっとややこしいですが、、、、(※続く)
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