【コラム】中国で見た、聞いた"日本人が知らない日本人社員の堕落ぶり"--莫邦富(作家・ジャーナリスト) [02/11] at BIZPLUS
【コラム】中国で見た、聞いた"日本人が知らない日本人社員の堕落ぶり"--莫邦富(作家・ジャーナリスト) [02/11] - 暇つぶし2ch1:ライトスタッフ◎φ ★
12/02/11 11:15:04.28
5、6年前、中国に進出した顧問先企業の業務で、中国に進出した日系企業と1年ほど付き合った。
それまでの日系企業との付き合い方といえば、私は取材者で、日系企業の方が被取材者という
構図が多かった。しかし、下請け会社の幹部として仕事の発注先である日系企業を見ると、
あ然とするような光景が見えてきた。

■崩れた日本人社員への神話

日本本社の資材調達担当の幹部が、下請けの会社の中国人幹部社員と結託して密かにトンネル
会社を作り、私腹を肥やす光景があれば、中国ビジネスの現場にいる日本人幹部が赤裸々に
リベートを求めるケースもあった。年末になると、資材調達担当幹部が口実を作って上海に
出張する。本当の目的は、そのトンネル会社の年末決算に立ち会い、黒い配当金を懐に入れる
ことだ。もちろん、会社には一切内緒である。

それまで、日本人社員はモラルが高い、愛社精神が強い、と私は信じていた。だが、中国のビジネス
現場で以上のような光景をたくさん見ているうちに、このような神話はもう信じなくなった。こうし
た問題を起こした会社がどこも日本を代表するような会社であることを、私は特に問題にしていた。

後に、日本のメディアに次のように書いた。

「人間は錆びないステンレスではない。環境によっては、身から錆(さび)が出るのにそれほど
時間はかからない。重要なのが教育、監督、そして奨励、懲罰だ。中国のビジネス現場での教育
というと、往々にして中国人社員に対する教育を指すが、実はそれに負けないほど重要なのが
日本人幹部と日本人社員への教育だ。そして制度的な保障システム作りだ。どんなに能力があっても、
3年も経てば、日本人の資材担当者を資材担当から離れるよう人事異動させる」。

■なぜ彼らは日系企業を去ったか

2月に入ってから1週間近く上海に滞在した。上海にある合弁会社の董事会に出る以外は、
特にしなければならない仕事はなかった。そのため、その時間を利用して、これまで日系企業
で働いていたが、その会社を去った数人の中国人を訪ねた。みなそれぞれの会社内で重要な
ポジションにいて、地位も高かった。しかも、決断を下す直前まで日系企業を辞める考えを
もっていなかったのも、共通している。

しかし、最終的に日系企業を去る選択肢をとった理由の一つは、上海に派遣されてきた日本人
幹部の無責任さといい加減さに、匙を投げたからだという。

毎日のように遅刻してくる。会社に出たら、まずコーヒーを飲みながら、日本語が話せる秘書と
雑談する。親しい女性の人事考課にはAをやたらに付けるのに対して、夜遅くまで残業する女性
社員には、逆になかなか公正な評価を与えない。スナックで知り合った風俗の女性を平気で
社員の会合に連れてきたりする。リベートはもらうし、私利を貪るための会社も密かに作っている。
土日にゴルフをするとプレー代が高いので、その出費をケチるため、日本人幹部数人が平日に
何らかの口実を作って会社を休んでしまう。

本社の社長やその他の幹部が視察に来ると、中国人社員との接触がブロックされてしまう。
本社の幹部らも現地の中国人社員に、会社のことを尋ねない。現地の問題点を社長に直訴しよう
と思っても、その機会はない。(※続く)

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