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島根難病研究所(出雲市塩冶町)が開発に携わった居眠り運転警告システム「スリープバスター」が
2日、全国発売される。運転席のマットに組み込んだセンサーが、ドライバーの心拍や脈拍から
眠気の予兆を察知。「喝ッ!」と叫んで、危険を回避するシステム。全国に販路を持つ機械メーカーにより、
運送会社やバス、タクシー会社に販売し、居眠運転事故の追放につなげる。
同システムは、車のシート製造を手掛けるデルタツーリング(広島市)が呼び掛け、島根難病研究所の
村田幸治研究部長(40)と、東京、大分両大学の4者で研究チームを作り、2004年に開発に
着手していた。
2010年には、「事故の未然防止に新たな可能性を開いた」として、国土交通大臣賞を受賞。
市場性の高さが認められたのを受け、本年度中の商品化に向けて改良を進めてきた。
完成したシステムは、運転席に固定する測定センサー内蔵のマットと、縦12センチ、横9センチの
モニター画面がセット。運転者の背中から心拍、脈拍などの生体信号(脈派)を計測し、「リラックス」
「注意散漫」「疲労」など体の状態を7段階でモニター表示する。
居眠り状態になる5~10分前に、脈の波形に前兆が現れる研究成果を生かし、事故を予防。感知した
データをコンピューターで解析し、危険を察知すると、モニター画面が赤くなり、「喝ッ!」という
音声で、運転手に休憩を促す。
発売の日を迎え、村田研究部長は「開発した技術が、重大な運転事故の予防につながると期待している」
と話した。
販売は、工業用ミシンの国内最大手のJUKI(東京)が担い、製造を子会社のJUKI松江(松江市
宍道町佐々布)が手掛ける。一式15万7500円で、月額4千円前後のレンタルも検討し、初年度は
1万台の販売を目指す。
●島根難病研究所が開発に携わり、2日に発売される「スリープバスター」の
マット(右下)とモニター画面(左上)
URLリンク(www.sanin-chuo.co.jp)
◎JUKI(6440)のリリース
URLリンク(www.juki.co.jp)
◎URLリンク(www.sanin-chuo.co.jp)