12/02/13 20:46:14.70 83jQMxw3
確かに超絶珍理論を語る人間がいるようだ。
「人口減少したらデフレ」を単純な例に置き換えて考えてみよう。
例として、人間一人当たりの使用量が各人でそれほど違わない消費財を想定してみる。
そういう消費財は消費される量が人口の増減と相関性が強くなる。
例えば、何でもいいんだが、石鹸を選んでみよう。人によって石鹸の使用量に多少の違いがあると思うが、
金持ちだからとか貧乏人だからとかで極端に使用量が変わるものでもないだろう。
石鹸の使用量が各人でそれほどの違いがないとすれば、国全体での石鹸の年間使用量は
ほぼ人口の増減に比例するだろう。
つまり、人口が減れば石鹸の使用量が減り、人口が増えれば石鹸の使用量が増える。
とすると、人口減少によって石鹸の需要は減る。需要が減るんだから需給ギャップは拡大の傾向になる。
この需給ギャップが解消するまで、価格は下落傾向になる。
これが人口減少がデフレ要因となる理由だ。
もっとも、今のデフレ不況の原因が人口減少によるものだと主張する気はない。ここで言いたいのは、人口減少はデフレ要因の一つであるということだ。