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京都府とJR西日本などが、JR奈良線で新たに複線化する区間について合意したこと
が24日、分かった。合意したのはJR藤森(京都市伏見区)-宇治(宇治市)間、新田
(同)-城陽(城陽市)間、山城多賀(井手町)-玉水(同)間の3区間で計14キロ。
事業期間を今後約10年と見込み、完了すれば奈良線の複線区間は23%から63%に
大幅アップし、電車の高速化など利便性向上につながる。
京都と奈良方面を結ぶ奈良線(京都-木津)は総延長34・7キロ。これまで複線化
されているのは京都-JR藤森間と宇治-新田間の2区間計8・2キロのみで、全体の
23・6%にとどまる。
単線区間が長く電車がすれ違うための待合時間が多く発生し、電車のスピードアップや
運行本数増便の足かせになっている。JR山陰線の京都-園部間の複線化事業が2010
年3月で完了した後、府とJR西が奈良線複線化を協議してきた。
合意したJR藤森-宇治間は9・9キロ、新田-城陽間は2・1キロ、山城多賀-玉水
は2・0キロで、京都-城陽間が複線化される。複線化に合わせ、京都駅の奈良線ホーム
や棚倉駅(木津川市)の改良も進める方針。
全体事業費は300~400億円が見込まれる。府とJR西は2012年度中に複線化
事業に向けた共同調査を行い、全体事業費や負担割合などを確定させて、京都市など沿線
市町も含む協定を正式に締結する方針だ。
協議では、将来の全線複線化に向けた区間設定を主張する府と、経営効率の観点から
乗降客が多く収益の見込める区間にとどめたいJR西とで綱引きがあったが、山城多賀
-玉水間を盛り込むことで城陽以南への複線化延伸に可能性を残す形とになった。
ソース:京都新聞
URLリンク(www.kyoto-np.co.jp)
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