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フランス：「プチベビーブーム」 ４年連続で出生率「２」超え、手厚い出産奨励策が後押し - 毎日ｊｐ(毎日新聞)
【パリ宮川裕章】フランスで昨年の合計特殊出生率（１人の女性が一生に産む子どもの数）が２・０１となり、
人口維持の目安となる「２」を４年連続で上回った。経済危機の中、「プチベビーブーム」が人々に明るい話題を提供している。
仏専門家は「フランスにおける育児と仕事の両立のしやすさ、手厚い出産奨励策などが低出生率に悩む日本など他の先進国との違い」と説明している。
仏国立統計経済研究所の１７日の発表によると、昨年の出生率２・０１は、欧州連合（ＥＵ）加盟２７カ国中では
アイルランドの２・０７に次ぎ２位。日本の１・３９（１０年）などを大きく上回る。
２９歳以下の女性では出産の減少傾向が続くが、３０～４０代で大幅に増える「高齢多産化」が特徴だ。
国立人口研究所のプリウ研究部長は「日本も含め、女性の家事負担が大きい国ほど出生率が低い傾向があり、
『結婚、出産すれば女性は家庭にとどまる』という意識を変える必要がある」と語る。
４月に大統領選挙を控えるサルコジ大統領は演説でしばしば出生率に触れ、「見よ、この人口（出生率）の躍動感を」と胸を張る。
米格付け会社による仏国債の格下げや失業率の上昇など暗い話題が続いているが、堅調な出生率が「希望の光」となっている。
毎日新聞 2012年1月24日 東京朝刊
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女性の地位の低い開発国では出生率が著しく下がります
日本や台湾、香港、韓国など顕著ですね