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政府は18日、日本の排他的経済水域(EEZ)内である愛知県渥美半島の
南方沖70~80キロ・メートルの海底で、2月中旬をメドに
メタンハイドレート掘削試験に入る方針を固めた。
次世代のエネルギー源として期待されるメタンハイドレートの海底掘削を
本格的に実施するのは世界で初めて。
政府は来年には実際に採掘し、ガスを生産する試験を行う予定だ。
今回掘削を行う周辺海域には、日本の天然ガス消費量の十数年分と見込まれる
約1兆立方メートルのメタンハイドレートが埋蔵されているとみられる
「東部南海トラフ海域」があり、掘削試験の対象地点として有望だと判断した。
2011年度予算に関連経費として89億円を計上している。
液化天然ガス(LNG)は09年度の国内の発電電力量に占める割合が
29・4%で、原子力(29・2%)や石炭(24・7%)、
石油(7・6%)を上回っている。
東京電力福島第一原子力発電所事故を受け、政府は原子力発電への依存度を
長期的に下げる方針で、メタンハイドレートの商業化が実現すれば、
我が国の電力供給体制の安定化に大きく貢献することが予想される。
◆メタンハイドレート=メタンガスと水が結晶化した氷状の物質。
深海底や永久凍土層のような低温高圧の地中に分布しており、
1立方メートルあたり160~170立方メートルのメタンガスを含んでいる。
普段は固体の状態となっているうえ、不安定で気化しやすいため、採掘が難しい。
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