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フィリピンのマニラ首都圏のニノイ・アキノ国際空港を運営するマニラ国際空港公団は月内にも、
同空港の第1ターミナル(NAIA1)の改修に着手する。
総工費は11億6000万ペソ(約20億3000万円)。NAIA1は海外のほとんどの航空会社が発着する空の玄関口だが、
老朽化が進んだため世界の空港を評価する調査で昨年「世界最悪」に選ばれた。
設備の近代化を図り、汚名返上を目指す。
NAIA1の開業は1982年。今回の改修ではターミナルの改装や出入国カウンターの増設に5億ペソを投じる。
柱・はりなどの補強やトイレ改修、滑走路補修・誘導路整備も実施、6~8カ月以内に完工する計画だ。
ウェブサイト「ザ・ガイド・トゥ・スリーピング・イン・エアポーツ」は昨年10月、
NAIA1を常態化する乗客の行列などを理由に世界最悪の空港に選んだ。
士気が低下した職員による汚職が頻発しているとされ、
昨年は「メリークリスマス」と声を掛けチップをねだらないよう空港当局から通達が出た。
比政府は中長期的には、北部ルソン島のクラーク空港への機能移転も検討している。
同サイトで昨年「世界最良」に選ばれたのは
シンガポールのチャンギ・エアポート・グループ(CAG)が運営するチャンギ国際空港だった。(マニラ=遠西俊洋)
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