12/01/05 09:05:18.77
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［デトロイト ４日 ロイター］ 主要自動車メーカーが発表した１２月の米国内
自動車販売台数（乗用車と小型トラック）は、前年比８．７％増加した。
米クライスラーと独フォルクスワーゲン（ＶＷ）がそれぞれ３７％、３６％の
高い伸びを示した。
米フォード・モーターは１０％増、米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）も５％近く
増加した。
２０１１年通年の業界全体の販売台数は約１２８０万台に達し、前年に比べ
１０％増加したもよう。
自動車セクターは米経済で比較的堅調に推移している分野で、
１０年以上使用していたユーザーによる買い替え需要が全体の販売台数を押し上げた。
アナリストは、低金利や販売車種の多様化が１２月の自動車販売にとって
追い風になったとみている。
２０１１年を通じて見れば、米市場ではクライスラーと韓国の現代自動車がシェアを
拡大した一方、トヨタ自動車とホンダが日本の大震災やタイの洪水による影響で
シェアを落とした。
１２月単月では現代自動車の販売台数が１３％増加した一方、トヨタは減少が見込まれていたにもかかわらず、おおむね横ばいの水準を維持した。日産自動車は７．７％増。ホンダは１９％近く減少した。
一方、１２月の販売台数が好調だったにもかかわらず、２０１２年については、
雇用低迷や景気不透明感から、伸び率が２０１１年の半分程度に鈍化すると
予想されている。
ＧＭとＶＷは、２０１２年は業界全体の販売台数が前年比５―９％増の
１３５０―１４００万台になると予想。
フォードは、中・大型トラックを除いて１３２０―１４２０万台になると見込んでいる。
調査会社TrueCar.comは、２０１２年の米自動車販売台数は１３８０万台になると
予測している。
ＧＭの米国販売責任者を務めるドン・ジョンソン氏は
「自動車業界は依然としてリセッションのような状態にある」と指摘。
フォードのエコノミスト、エレン・ヒューズ・クロムウィック氏は
「第４・四半期に見られたモメンタムにより、予想の下限にとどまる可能性は
低くなった」との見方を示した。
ＶＷの米国部門責任者、ジョナサン・ブラウニング氏は、２０１２年の販売予測には、
米国の大統領選挙や欧州債務危機に伴う不透明感が反映されていると指摘、
「プランに柔軟性を持たせることが賢明だ」と述べた。
-以上です-
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