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今年、クーリエ・ジャポン編集部では、「ワールド・イン・2012」という別冊を刊行しま
した。これは、英国の国際経済週刊誌「エコノミスト」が発行する年度予測本の日本語版
です。「エコノミスト」編集部による情勢予測に加えて、世界各国の著名人から寄稿され
た記事も掲載しています。
そのひとつに、フェイスブック最高執行責任者(COO)シェリル・サンドバーグによる「2012
年、シェアの力が拡大する」という記事があります。この記事で彼女は、今後はソーシャ
ル・メディア上で実名を明かすことがより一般的になる、と書いています。プライバシー
が失われることに対する抗議の声が上がるにしても、実名で表現することの利点がますま
す認識されるようになるはずです、とのことです。また、一般通念に反し、ソーシャル・
メディアはテクノロジーを使って人々を分断するのではなく連帯させていくでしょう、
とも書いています。
詳しくは「ワールド・イン・2012」の誌面をご覧いただくとして、今日はニューヨーク・
タイムズに掲載された、フェイスブックを使わない若者に関する記事をご紹介したいと
思います。世界的にフェイスブックの利用者数は増加していますが、最近、米国ではフェ
イスブックを訪れる人の数が以前ほど増えていないそうです。それでも日本よりはずっと
フェイスブックが浸透している米国で、しかも若者でありながらフェイスブックを使わな
いでいるには、それなりの理由があるはず。この記事では、フェイスブックを拒み続ける
人たちに、その理由を聞いています。
まず、やっぱり気になるのがプライバシーです。アンチ・フェイスブック派には、何が
起こるか分からないという不安を感じている人が多いようです。フェイスブック上のプラ
イバシーにまつわる「怖い話」をいくつも聞いてしまったために、怖くて使えないという
人もいます。SNSの研究者たちによると、フェイスブックの利用者は、他者や公共機関に
対して全般的に信頼感を持っている傾向があるそうです。
このようにプライバシーが心配という人は、最初からフェイスブックを始めていない場合
が多いのではないでしょうか。私の周りにも、そういう”食わず嫌い”な人はけっこう
います。
このNYTの記事には、一度はフェイスブックを使ってみたけど、使うのを止めたという人
たちも出てきます。フェイスブックの利点は友達ともっと繋がることができるということ
ですが、フェイスブックを使うことで、かえって友人と疎遠になってしまったと感じた
人もいるようです。彼らは友人の投稿を見るようになり、その分、電話をかけたり、実際
に会って近況報告をすることが少なくなってしまったため、フェイスブックを使わなく
なりました。
ソース:クーリエ・ジャポンの現場から
URLリンク(courrier.jp)
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(つづく)