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東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、
将来的に国内すべての原発を廃止することを決めたドイツで、
総発電量に占める風力や太陽光など、再生可能エネルギーの割合が今年およそ20%に達し、
初めて原発の発電量を上回る見通しとなりました。
これは、ドイツの電力会社などが加盟するエネルギー・水道事業連盟が、16日に発表したもので、
今年1年間のドイツ国内の総発電量を試算したところ、
▽石炭やガスによる火力発電がおよそ57%で最も多く、
▽2番目に多かったのが風力や太陽光などの再生可能エネルギーで、
去年より3.5ポイント増えて19.9%でした。
一方、▽原子力発電は、福島第一原発の事故後、国内17基の原発のうち、8基が運転をやめたことから、
去年の22.4%から17.7%に低下し、再生可能エネルギーが初めて原発を上回りました。
再生可能エネルギーの内訳は、▽風力発電が7.6%、次いで▽バイオマス発電が5.2%、
▽太陽光発電が3.2%などとなっています。
ドイツは、福島第一原発の事故を受けて、2022年までに国内すべての原発を廃止する方針を決めています。
今回の結果について、エネルギー・水道事業連盟は、
「再生可能エネルギーの割合が増えたことは喜ばしいが、天候に大きく左右されるなど安定性に欠ける面もあり、
中心的な電力源になるまでには時間がかかる」と分析しています。
NHK NEWS Web 12月18日 8時26分(動画あり)
URLリンク(www3.nhk.or.jp)