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■アメリカにとって「食糧」は軍事力と並ぶ戦略物資の一つである
★アメリカの食糧支配戦略のプロセス
農産物は、独占すれば戦略物資となるが、普通に「市場」に乗せた場合には、工業製品に比べ「幻想価値」が上乗せしにくい分、低価格になる必然性を持っている。
それを押して、高値で農産物を売りさばくには、市場を独占し、「我々から買わざるを得ない状況」を創り出した上で、欠乏状況「そんな低い値段では売れないね~」を演出するのが効果的である。
アメリカ政府は、農業生産関連団体からの圧力を受けながら、時には軍事力、時には金融・国際機関、時には情報操作などなど、ありとあらゆる手段を使って、アメリカ産穀物による市場の独占化を推し進めてきた。
もしあなたが、世界の穀物市場を独占しようとした場合、まずどこから手を付けるか考えてみて欲しい?
最も効率的にある物事を支配下に置くには、上流を押さえる事である。上流を押さえればその下流は自ずと支配下に置く事ができる。
上流とは、何かを生産する場合に絶対に必要なもの、まずは原料、そして原資(カネ)、そして情報の発信元(マスコミ)のことである。
食糧生産の場合は、まずは種子である。
ここでの主役は、巨大アグリビジネス企業、モンサント。
新グラセオ 第3章 グローバリズムがもたらす食糧危機③【巨大アグリ企業モンサントの世界戦略】
URLリンク(blog.new-agriculture.net)
モンサントは、品種改良によって高収量をもたらすが一代限りの種子を開発。
生物資源(遺伝子)を知的財産化(特許化)の制度を強力に後押しした米政府は、当然このモンサントの影響を受けていた。
近年、耕作面積が急速に増大している「遺伝子組み換え作物」市場も、モンサントがほぼ独占している状態である。
農業機械の動力源、化学肥料・薬品の原料として最も重要な資源と言えば、原油であろう。
これも、米国籍の石油メジャーが世界中の多くの資源を独占している。
農業生産にもう一つ欠かせないのは「水」。21世紀の主戦場は、水市場と言われている。
ここでも、ウォータービジネスを牛耳るグローバル企業が水の利権をめぐり、現在も熾烈な争いを繰り広げている。
るいネット:ウォータービジネスの脅威 2
URLリンク(www.rui.jp)
るいネット:ウォータービジネスの脅威 3
URLリンク(www.rui.jp)