11/12/14 03:25:17.48 TCLwAhOW
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変換効率を上げる技術開発よりも、メンテナンス技術の向上を―シャープ片山会長
「水力発電所は場所を選定し、住民の立ち退きが終わった後での着工となるため、何十年も掛かる。原子力発電所も、どん
なに早くても5年かかる。風力発電所は年数はそれほど掛からないが、太陽光と比べれば数ヶ月かかる。しかし太陽光発電
は、工場で生産したモジュールを現場に設置するだけで、すぐに発電する。こんなエネルギーはほとんどない」
「ほかの発電は、すべてタービンやモーターなどメカが必要だが、磨耗するため、寿命がある。太陽電池では現在、保証期
間は20年から25年となっているが、半導体の接合部の劣化をテクノロジーで解決していくことで、理屈でいえば千年も1万年
も持つことになる。はんだによる接続や、太陽光を封じ込めるラミネートの技術、パワーコンディショナーなどのメンテナンス
技術などの技術がどんどん進化すれば、太陽光発電のコストは年を追うごとにとんでもなく下がる。そのためには、変換効
率を上げる技術開発ばかりではなく、メンテナンス技術の向上についても推進する必要がある。それが、将来の基幹エネル
ギーにするために重要となる」
また、太陽光発電のコストについては「近いうちに間違いなくグリッドパリティ(太陽光発電など再生可能エネルギーの発電コ
ストが、既存の商用電力と同じ、またはそれより安くなること)が実現できる」とした。
「日本のような地域においても、技術の開発によって間違いなく実現できる。赤道近くや砂漠のような土地など、日照時間に
恵まれた地域では、既にグリッドパリティを実現している土地はある。グリッドパリティを迎えることによって、太陽光発電の時
代は本格化していく。住宅や街、都市ぐるみの設置が拡大していき、もっと巨大な太陽光発電所がいろんな地域にできていく。
都市への送電も始まっていく。とんでもない勢いで太陽光発電の時代が来る」