11/12/03 08:16:43.56
「日本製品が世界にあふれている!」
ちきりんが20年以上前に海外旅行を始めたころは、どこの国の家電店でもソニーや松下
電器産業(現パナソニック)、シャープなど日本メーカーの商品がずらりと並んでいて、
日本人として本当に誇らしく思えました。
しかし、今や状況は大きく変わりつつあります。ホテルや空港、美術館などで見かける
テレビやディスプレイは、その多くがLGなど韓国製品となり、携帯電話やPCでは北欧や韓国
、米国や台湾、中国の製品が売り場を占有しています。
家電以外の日用品ではさらに顕著で、生活慣習や味覚、嗜好を共有しているはずのアジア
の国でさえ、P&Gやユニリーバなど欧米企業の商品が多くの棚を占め、花王やライオンの
商品はごく少数か、もしくは見つけられないことさえあります。食品や飲料でも同じような
様相です。
なぜP&Gやユニリーバにできることが、花王やライオンにできないのでしょう? なぜ
欧米の一流ホテルはテレビをブラウン管から薄型に変える時に、ソニー製をLG製に変えてし
まったのでしょう?
その背景や原因にはさまざまな要因があると言われますが、ちきりんはその理由の1つと
して「海外市場をターゲットにする際の検討方式の違いがあるのではないか」と考えています。
検討方式の違いとは、“ワンステップ方式”で海外市場向けに商品を開発・販売している
海外企業と、“ツーステップ方式”で海外進出を検討する日本企業の違いです。
ソース
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
(つづく)