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モトグッチの縦置きツインを模したエンジンを載せて
500cc、400ccで「カスタム」モデルを作り始めたのが
ホンダのカスタムモデル作りの原型。
GLのエンジンを横置きにして排気量拡張した
NS750のワークスエンジンをベースに作ったエンジンを
カスタムモデルに積んだところ、
だいぶそれっぽくなってきたのが1982年のNV750/NV400、これがシャドウの原型。
元々このカスタムモデル作りは500cc、400ccという排気量帯だったが
当時のメーカー自主規制、最大排気量の象徴である「ナナハン」として世界に輸出。
ハーレーの市場に乗り込むため、NV750はラインナップに残された形。
(のちにアメリカ政府により750ccバイクの関税が増税され、700ccモデルも出た)
つまりシャドウ750の存在というのは、輸出のためのモデルだったというわけ。
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その後1986年、より本格的なアメリカンモデル製作のため
HAM(ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリング)で
「コードネーム:シャドウ」計画が始まって
日本で先行発売されたのがスティード600/400。
そして1994年、シャドウACE(VT1100C2)が日本へ輸入販売される。
そのシャドウACEを原型とした車体に、
400にはスティード400のエンジンが搭載され、
750にはスティード600のエンジンが排気量拡張されて搭載された。
シャドウ400は普自二免許を持ってる人向けのモデル、
シャドウ750は大自二免許を持ってる人向けのモデルだが、経緯はそれぞれ異なる。