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東京~ニューヨークを飛行機で往復したときに被曝量は、0.2ミリシーベルトである。 パイロットや客室乗務員は、平均して年間に3~4ミリシーベルト被曝する。
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パイロットや客室乗務員を対象とした疫学的な調査が行われている。それらの研究によれば、パイロットや客室乗務員は、そうでない人に比べ、乳癌や皮膚癌のリスクが有意に高いことが報告されている。
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人体に対する放射線の影響を調べるには、体重や寿命が全く異なるマウスなどを使って動物実験を行っても意味がない。
そのため、不幸にして被曝してしまった人たちのデータを用いるほかない。
ヒロシマ・ナガサキの被爆者のデータから、1シーベルト被曝すると、発癌率は1.5倍上昇することが推定されている。
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被曝量が100ミリシーベルト程度の場合には、被曝量と発癌率の関係はよく分かっていない。
なぜかというと、僅かな発癌率の差を統計的に検証するためには、非常に多くの人について調べなければならないからである。
そこで一般的には、発癌率は被曝量に比例すると考える。
発癌の分子的なメカニズムからして、この仮説が妥当と考える根拠がある。
そうすると、100ミリシーベルトの被曝量では、発癌率は1.05倍増えることになる。
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