12/08/15 13:37:11.96
大飯原発3,4号機の再稼動が必要だという「理屈」を作るために、政府(経産省)は15%節電しても
計画停電が必要かもしれないと発表し、メディアはそれを煽り立てました。
しかし、福島原発事故以前からも事故以降も、情報隠しや情報操作が繰り返されてきたことははっきりしています。
電力不足だから原発が必要だという主張は本当だったのでしょうか。
この間の事態を簡単に振り返ってみましょう。
関西電力は、大飯原発3号機がフル稼働した途端、猛暑に入っていたにもかかわらず、火力発電所12機の
うち8機を止めてしまいました。同時に、中部電力等から電力を購入しています。その結果、電力使用率90%を
超える日はごくわずかでした。当初、大飯原発を再稼働しない時の電力不足を15%とした時の計算の想定とは全く違っています。
しかも、7月の節電は2010年比でみても、9.8%で、大飯原発3,4号機の再稼働前に政府が立てた節電目標15%をはるかに
下回っています。それでも電力は十分に足りているのです。
計画停電も必要だと電力不足キャンペーンをはってきたメディアは、自ら厳しい検証をすることが不可欠です。
そうしなければ、原発事故報道で信用を失っている大手メディアはまた同じ過ちを繰り返し、信用を完全に失うことになります。