放射性物質の拡散状況および除染事業at ATOM
放射性物質の拡散状況および除染事業 - 暇つぶし2ch85:84
12/02/25 00:14:51.65
【食品/行政】食品セシウム基準強化は"世論迎合" 懸念される弊害--WEDGE [02/17]
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4月から食品中の放射性物質の新基準値が導入される予定だ。

現在の暫定規制値で許容している食品からの内部被ばく線量を、最大5mSv(ミリ
シーベルト)/年から1mSv/年に引き下げることに伴う基準値の強化である(表参照)。

食品中の放射性セシウムを正確に測定するにはゲルマニウム(Ge)半導体検出器が必要だが、
1500万円超と高価だ。全国に216台あるが、福島以外の多くの都道府県には数台ずつしかない。
検査に30分以上かかるため、精度は落ちるがスピードが速い、ヨウ化カリウム(NaI)
スペクトロメータ(300万円程度)やサーベイメータ(数十万円~)を用いた簡易検査が
普及している。規制値の半分を超せば、Ge検出器で精密検査を行う。

今回の規制強化で、サーベイメータは使えなくなる。多くのスペクトロメータは使えるが、
低い数値を測るため、測定時間が2倍、3倍に伸び、校正などより丁寧な取扱いが求められる
ことになる。「検査体制がパンクするのは目に見えている」(ある農業関係者)と悲鳴が
あがる。

科学ライターの松永和紀氏も、「基準値強化で、かえって検査の効率が下がり、測定できる
サンプル数が少なくなれば以前なら見つけられた汚染度合いの高い食品がすり抜けて流通
するかもしれない」と危惧する。

モニタリング検査の結果をみれば、昨年の10~11月時点で、暫定規制値超過の食品は全体の
0.5%にとどまっている。福島県内でさえも1.8%だ。流通している食品は相当安全と言ってよい。

新基準値によって被ばく線量が劇的に低減されるというわけでもない。 暫定規制値を継続した
場合の被ばく線量の推計値は、中央値濃度の場合でも0.051mSv/年。新基準値では0.043mSv
/年と、0.008mSv/年の低減にしかならない(厚労省放射性物質対策部会報告書)。

「安全規制の基本は実行可能な範囲での低減である」(前出の大野氏)。実態にそぐわない
基準強化に、コストや手間を投下する意味がどれだけあるのだろうか。


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